Automotive SPICE 3.0実践ガイドブック 〈入門編〉

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  • サイズ A4変判/ページ数 212p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784822200565
  • Cコード C3055

出版社内容情報

自動車に搭載される電子制御ユニット(ECU)に組込まれるソフトウエアの品質改善を目的として、欧州の主要完成車メーカーが共同で策定した「自動車業界向けの開発プロセスモデル」となる、「Automotive SPICE」の初版が発行されてから10年目となる今年(2015年)、最新バージョンとなる「v3.0(Automotive SPICE 3.0)」が発行されました。

Automotive SPICE の規格は、欧州の主要完成車メーカーによって2005年に初版が発行され、その取引先のECU部品サプライヤーにおける開発プロセスの改善活動のためのガイドラインとして使用されています。完成車メーカーが策定した規格であるため、「対象となる製品開発プロジェクトの品質改善」に主眼が置かれており、最近では機能安全(ISO 26262)が要求するプロセスインフラ構築を目的として、完成車メーカーがサプライヤーに対してAutomotive SPICE対応を求めています。

最新版のAutomotive SPICE 3.0では、エンジニアリング系プロセスの構造が大きく見直されました。他にもトレーサビリティーと一貫性の関係性、戦略と計画の位置づけなど、これまで理解しにくいとされてきた点に関する明確化や、「HISスコープ」を中心とした基本プラクティス(BP)の見直しなどが行われています。

日経BP社は、ISO 26262およびAutomotive SPICEのコンサルティング企業であるビジネスキューブ・アンド・パートナーズ(本社東京)の協力を得て、これまでAutomotive SPICEに関する3冊のガイドブックを発刊してきました。今回、新たにAutomotive SPICE 3.0の内容に基づいたガイドブックを発行いたします。Automotive SPICE 3.0の発行に至った経緯や今後の動向、Automotive SPICE 3.0のキーコンセプトなどについて詳しく解説しています。Automotive SPICE 3.0対応の勘所をつかむために、ぜひご参考にしてください。

【1】Automotive SPICEの概要

1. 1 Automotive SPICE誕生の経緯と現在の動向

1. 2 改善活動の基本的な考え方
 1. 2. 1 改善活動のマネジメントのためのPDCAサイクル
 1. 2. 2 段階的な目標設定の考え方

1. 3 車載システム開発における改善活動のアプローチ
 1. 3. 1 改善活動の失敗事例とその要因
 1. 3. 2 改善活動に対する期待事項
 1. 3. 3 ビジネスキューブ・アンド・パートナーズが推奨する改善アプローチ

【2】Automotive SPICEの基本的な構造と活用方法

2. 1 Automotive SPICEの基本的な構造

2. 2 Automotive SPICEプロセス参照モデル(PRM)の概要

2. 3 Automotive SPICEプロセスアセスメントモデル(PAM)の概要

2. 4 プロセスアセスメントモデルの詳細(1)(プロセス座標)

2. 5 プロセスアセスメントモデルの詳細(2)(能力座標)

2. 6 Automotive SPICE 3.0の主要コンセプト
 2. 6. 1 プラグインコンセプトの導入
 2. 6. 2 設計系プロセスとテスト系プロセスの1対1対応
 2. 6. 3 用語の変更(エレメント、コンポーネント、ユニット、アイテム)
 2. 6. 4 双方向トレーサビリティーと一貫性の概念の分離
 2. 6. 5 合意、要約、伝達の概念の明確化
 2. 6. 6 評価、検証基準、遵守の保証の概念の明確化
 2. 6. 7 戦略と計画の関係性

【3】本書の活用方法

3. 1 本書で解説するプロセスの範囲

3. 2 能力レベル1と2 に関するプロセスアセスメントモデルの要約
 3. 2. 1 能力レベル1
  PA1. 1 プロセス実施プロセス属性
 3. 2. 2 能力レベル2
  PA2. 1 実施管理プロセス属性
  PA2. 2 作業成果物管理プロセス属性

3. 3 本書における能力レベル1と2の概念

【4】Automotive SPICEの主要プロセスの詳細解説

4. 1 MAN.3 プロジェクト管理
 4. 1. 1 「プロジェクト管理」に関するプロセスアセスメントモデルの要約
 4. 1. 2 能力レベル1に関する主な活動
 4. 1. 3 能力レベル2に関する主な活動

4. 2 ACQ.4 サプライヤー監視
 4. 2. 1 プロセスアセスメントモデルの要約
 4. 2. 2 能力レベル1に関する主な活動
 4. 2. 3 能力レベル2に関する主な活動

4. 3 SWE.1 ソフトウエア要件分析
 4. 3. 1 プロセスアセスメントモデルの要約
 4. 3. 2 能力レベル1に関する主な活動
 4. 3. 3 能力レベル2に関する主な活動

4. 4 SWE.2 ソフトウエアアーキテクチャー設計
 4. 4. 1 プロセスアセスメントモデルの要約
 4. 4. 2 能力レベル1に関する主な活動
 4. 4. 3 能力レベル2に関する主な活動

4. 5 SWE.3 ソフトウエア詳細設計およびユニット構築
 4. 5. 1 プロセスアセスメントモデルの要約
 4. 5. 2 能力レベル1に関する主な活動
 4. 5. 3 能力レベル2に関する主な活動

4. 6 SWE.4 ソフトウエアユニット検証
 4. 6. 1 プロセスアセスメントモデルの要約
 4. 6. 2 能力レベル1に関する主な活動
 4. 6. 3 能力レベル2に関する主な活動

4. 7 SWE.5 ソフトウエア統合および統合テスト
 4. 7. 1 プロセスアセスメントモデルの要約
 4. 7. 2 能力レベル1に関する主な活動
 4. 7. 3 能力レベル2に関する主な活動

4. 8 SWE.6 ソフトウエア適格性確認テスト
 4. 8. 1 プロセスアセスメントモデルの要約
 4. 8. 2 能力レベル1に関する主な活動
 4. 8. 3 能力レベル2に関する主な活動

4. 9 SUP.1 品質保証
 4. 9. 1 プロセスアセスメントモデルの要約
 4. 9. 2 能力レベル1に関する主な活動
 4. 9. 3 能力レベル2に関する主な活動

4. 10 SUP.8 構成管理
 4. 10. 1 プロセスアセスメントモデルの要約
 4. 10. 2 能力レベル1に関する主な活動
 4. 10. 3 能力レベル2に関する主な活動

4. 11 SUP.9 問題解決管理
 4. 11. 1 プロセスアセスメントモデルの要約
 4. 11. 2 能力レベル1に関する主な活動
 4. 11. 3 能力レベル2に関する主な活動

4. 12 SUP.10 変更依頼管理
 4. 12. 1 プロセスアセスメントモデルの要約
 4. 12. 2 能力レベル1に関する主な活動
 4. 12. 3 能力レベル2に関する主な活動

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