内容説明
卒論で北越雪譜にとりくみ、その体験を小説に著した。その小説が思いがけず芥川賞候補となる。以来四十余年、鈴木牧之の研究をつづけた著者が、ここにその思いの集大成として本書を世に送る。
目次
第1章 私の鈴木牧之(私の塩沢;北越雪譜との出会い ほか)
第2章 鈴木牧之の伝記を掘る(「写宝袋」の本;本版本「北越雪譜」 ほか)
第3章 北越雪譜を掘る(「北越雪譜」天保年間出版の反響;曲亭馬琴『耽奇漫録』に載った北越雪具の雛形 ほか)
第4章 秋山記行を掘る(秋山記行の稿本;県外に残された「秋山記行」の写本)
第5章 鈴木牧之資料紹介(牧之全集未収録「短冊扣帳」翻刻)
著者等紹介
高橋実[タカハシミノル]
昭和15年(1940)刈羽郡小国町に生まれる。新潟大学教育学部を卒業後、県内公立学校教員を38年間勤め、平成13年3月定年退職
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