目次
第1章 伝染病と天然痘
第2章 牛痘種痘伝来以前の種痘
第3章 牛痘種痘の伝来
第4章 牛痘種痘の広がり
第5章 牛痘種痘の普及
第6章 公衆衛生としての種痘のはじまり
第7章 難波経直ら民間の種痘医の活躍
第8章 天然痘の終息と種痘の終焉
著者等紹介
木下浩[キノシタヒロシ]
昭和42年岡山県生まれ。現在、岡山大学医学部医学資料室室長補佐、中島醫家資料館代表理事
松村紀明[マツムラノリアキ]
昭和45年秋田県生まれ。現在、帝京平成大学ヒューマンケア学部看護学科准教授、中島醫家資料館理事、日本医史学会常任理事、など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ノコンギク
4
木下様の著書を図書館で見つけて読んだ。岡山県の江戸時代から近代への種痘の歴史を調査したもの。感染対策というのがいかに大変なのか,「コロナ」によって私たちは体験した。いつまで続くのか出口の見えない感が続いたが,私たちの生活習慣を少しづつ変化させ出口に近づいた気がする。江戸時代の医師たちの天然痘との闘いが,初期は真に病との戦いであったのが一面,お金儲け的な意味合いのあった時期もあるなど,史実から読み解いていく。「天然痘」とは疱瘡に自然にかかったものをそう呼んで,種痘によってかかった疱瘡と区別していたとのこと。2024/03/04
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