感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月華
1
真崎さんの本を見かけたので、読んでみました。重くて暗い中編と短編でした。2020/05/11
紫
0
東洲斎写楽は女性だった!? 「真説」とは煽っているものの、考証にはこだわらないで、実在の人物の名前を拝借させてもらって自由に脚色。歌麿と写楽、男女二人の天才浮世絵師の愛憎と情念のドラマ。写楽の謎解きや新説を期待する向きには当て外れでしょうが、お話自体はよくできており、そこいらの珍説よりもよっぽど楽しめるのであります。カップリングはいずれも古典演劇のコミカライズで「曽根崎心中」「桜姫東文章」「四谷怪談」の三編。他の2作は原作者を明かしているのに「四谷怪談」は何故「日本の怪談」なのでしょう? 星4つ。2016/03/23