感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
77
マネジャーのM氏は松谷孝征。チーフアシスタントのFさんは福元一義。先輩アシのBさんは伴俊男。先輩でひげ面のHさんはおそらく、広井てつお。アシ仲間のWタべ君、Fクダさん、Nブ君は、わたべ淳、石坂啓、高見まこ。元アシスタントで資料室長のH口さんは浜口渉。堀田が怖がる秋田書店の編集者のA木さんは青木和夫、編集長のK村は壁村耐三。引っ越しを手伝わないM君が手塚眞。藤子不二雄賞の佳作仲間のTは田中道明。石坂啓との結婚式の場面まで描いているのには驚いた。しかし、完全思い出話の後書きまで、かよさんのクレジットが必要? 2022/02/13
ニッポニア
59
こうやって漫画家は醸成される。どのエピソードも読み応えありますね、神様の取り巻きもしっかりと魅力的。以下メモ。辞表をお守りとして持ち歩いていたマネージャー。コーヒーとロングピースがご馳走のベテランアシスタント。インスタントラーメン、ピザトースト、にエピソードが加味され何気ない食事がご馳走になりうる。上海焼きそばとビールを飲み、独立を決意し祝杯をあげる。アシスタント結婚の祝いに絵を送る手塚治虫の優しさ。2024/01/06
kei-zu
19
「マンガ家マンガ」は面白い。手塚治虫を取り上げるものであったらなおさら。 アシスタントとして間近で見た手塚像の描写は、これまで目にしなかったものがあり興味深い(著者が自宅に届けものをした際、部屋着のまま玄関で応対する実父に「そんな恰好で出てこないでください」と怒るなど)。 食卓は生活の場であり、折々の食事の描写が、手塚治虫やアシスタントとの交流を実感を持って伝える感があります。2021/12/30
スプリント
9
そこはかとなく過去の時代を懐かしむ哀愁を感じます。 手塚治虫の偉大さは個人の業績だけでなく、多くの続く者の道を作ったことでもあると実感。 2021/12/23
fumikaze
5
手塚治虫……もっと長生きして欲しかった。でも彼にしてみれば十分人生を生ききったのかもしれない。2024/08/03