内容説明
歩けなくても、ボケてしまっても母は「本気」で生きている―。車イスの使えない家、デイ・ショートサービスの利用、妄想して荒ぶる母…在宅介護を通して、親の幸せと後悔しない最期を考え「介護は誰のためにあるのか」を問いかけるコミックエッセイ・下巻!!
目次
ベッドの上のサバイバルライフ
長生きバトル
父、ガンになる!?
義母のためならなんのその
迷子のお墓参り
「新井さん」パニック
てかてかとカサカサ
介護食は本格パスタ
春が、やってくる
一八歳の母〔ほか〕
著者等紹介
堀田あきお[ホッタアキオ]
1956年、北海道生まれ。故・手塚治虫に師事。『本当にあった笑える話』(ぶんか社)での連載のほか、児童書の挿し絵やイラストなども多く手がけている
堀田かよ[ホッタカヨ]
1962年、群馬県生まれ。編集者を経て、漫画原作者となる。堀田あきお作品のほとんどの原作を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
106
他人事ではないタイトルにドキッ!実家の父は既に鬼籍に入っているが、一人暮らす母が・・少~し不安。姑も一人暮らしだが、隣にいて程よい緊張感。それが自分の母となると、どうしてもっと優しく接する事が難しいんだろ・・って、つい感情的になってしまい、子育てしていた頃を思い出す。下巻のラストの言葉が沁みる。『親の介護って、誰のためって自分のためにしているのかもしれない。後悔しないようにー悔いなく親と別れられるようにー』参ったなぁ。このご夫婦良いね。夫が良いよ。自分もいつか行く道・・コミックエッセイだが深かく読了した。2016/08/01
ニッポニア
58
はい、介護はじまりました続編。相変わらず、のお父さんクオリティで、この人は大丈夫なのか、とページを捲るたびに思うのでした。時々ノスタルジックに移り変わる魔法。以下メモ。何もしない夫を見限り、ベッド上に生活必需品を並べる母。歯の悪い母に真の残ったパスタを振る舞う弟。なんだかんだで付き合う優しい夫あきお。妄想の中でも楽しく過ごせるなら、痴呆も悪くない。痴呆は決して人間性を失うことではない。お互いの実の親には怒鳴ったり叱ったりしてしまう、相手の親にはいつも優しくしているのに。不思議だけど、気をつけたい。2024/01/02
鱒子
45
kindle本 prime 介護というのは始まった時から下り坂をゆっくり下って行くしかないーー経験上知っていますが、辛いものです。第1話と比べると、お母さんには出来ないことが多くなってきました。そのうえ、お父さんにも痴呆めいた症状が見えはじめています。カヨさんアキオさん、頑張って! 続きが気になります。2018/06/13
青龍
16
Kindle読み放題にて。色々と考えさせられる内容だけど、やはり、お父さんの身勝手さが気になる。2019/04/21
よぶ
13
自分の親には、言いたい事が言えちゃうけど、義理親には優しく接する事が出来る…。お父さんの我が儘ぶりには…ありえない( >_<)2020/05/30