内容説明
世界中でヤリたい放題。ホモライターによる世界マル珍紀行エッセイ。
目次
イスタンブールで熊探し―トルコ
アンカラ・デコぴんプレイ―トルコ
緊急事態!!ホモ禁止のたび―シリア
旅の恥・日本の恥―シリア
サセコがいざなうホモのたび―イタリア
イタリア縦断・大オトコ紀行―イタリア
ナポリを見て死ね?―イタリア
大番狂わせ!キラーイ温泉―ハンガリー
ブダペストいい旅ホモ気分―ハンガリー
モテ対決最終決戦!!―ハンガリー〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黎
8
表紙を見て、おゴージャス方面に転向?と危惧したが第一弾のチープさは健在、どころか今回は開き直って、最初からご本人のいうところの「ブス子」の立ち位置。期待感ゼロ当たればらっきー、でもでも、な捨て身のハンターとなって世界をというより辺境と本場の境目あたりのニッチな国々を駆け巡る。ライターであることは全く念頭になく(職業はといわれて無職しか思い当たらないところとか)ただただご本人の嗜好と願望のみの旅で、ゲイ目線の世界風俗文化れぽになっていないのが楽しい。2012/09/14
小鈴
8
珍しく最寄の本屋で、新刊の棚に平積みしてたので購入。つい、こーいうの買っちゃうんだけど、万人向けではないのでオススメしません(笑)。イスラムの戒律厳しいシリアが印象的だった。2012/09/04
みずほ
6
★★★★☆ 「世界一周ホモのたび」第二弾。第一弾はアジア圏が多かったが、第二弾はヨーロッパ・イスラム圏多し。イケメン(つまりフケデブ男)とブスフレンドリー(ブスでもモテる)なハッテン場を求めて、世界をさすらう自由人。メシが美味くて、物価が安い・・・も筋金入りのパックパッカーとしては最重要事項。そんなサムソン氏のお気に入りはハンガリーとマレーシアらしい。大多数の読者には全く役にたたない(笑)シモネタ旅知識満載ながら、何気に癒し系の絵柄とトボけたユーモアセンスで楽しく読める。東京のハッテン場情報も面白かった2013/03/12
そのじつ
5
今巻はその地の文化風習に、より密着した記述があって面白かった。トルコ・シリアのイスラム教圏が白眉。かの地には「ゲイ」の認識はないが、異性間の接触が極端に制限されている為、同性間での性欲処理が通常となっているのだとか。イスラムの生の文化に触れた気がした(違う?)。自営ハマムのおっちゃん萌えにツボを突かれた。祈!世界平和!日本では上野と浅草のゲイ事情が詳細で、地元民としては大変頷き&興味深かった。散歩中にサムソンさん探しちゃいそうよ。無職と分かった途端に絶縁のくだりも心に残った。とにかく面白い!続刊期待!!2012/09/18
ひとみ
4
ゲイ雑誌ライターの高橋さんによる世界のゲイサウナを巡るバックパック旅の記録を漫画化したもの。内容が内容なので下ネタがかなりどぎついが、熊田さんの絵が丸っこく可愛らしいのでそこはかとなく上品ですらある…気がする。各地のゲイ事情や旅情報が分かるがそれはオマケで、高橋さんやゆきずりの男たちになどのキャラやギャグに味があって普通に読むだけでも十分たのしい。そして、シリアのふぐり押し付け親父の無事を祈りたい。2012/09/07