内容説明
企業におけるカウンセリング・サービスの必要性が近年急速に高まっている。多くの大企業では、現場での従業員の個人的関心や職業的関心に答えるカウンセリングを計画し実行している。産業カウンセリングを自己の職業とする人は、この職業の中にある諸活動や多くの技法を理解するとともに、この職業の諸計画の基礎をなす概念の構成を知っておく必要がある。本書はそのような概念を提供するものである。本書の各章は従業員が生産性に影響する個人的、健康的な問題を処理することを援助するEAPについて記述している。また従業員が企業の人的計画を参考にしながら効果的決定を増進するキャリア・カウンセリングについて記述している。
目次
1 はじめに(産業カウンセリングの活動:概要)
2 従業員援助活動(EAP)(従業員援助活動(EAP)の要素
アセスメントと紹介委託サービス
EAPを背景としたカウンセリング
管理者の訓練
EAPと健康増進)
3 キャリア発達プログラム(キャリア発達プログラム;人事異動のためのカウンセリング)
4 結論(プログラム管理における諸問題)