内容説明
新たな教育実践学の構築のために。子ども・生活・科学という多角的な視点から、新しい教育実践学を考える。
目次
戦後教育実践史の全体像と教育方法論の課題
第1部 カリキュラム理論と「総合性」の論理(カリキュラム理論と教科論の再構成;カリキュラム研究と「総合性」の論理;教科指導と生活指導 ほか)
第2部 問題解決学習論のとらえ方と系統学習論の課題(問題解決学習論をとらえる視点;子どもの思考の「核」とその「立体的展開」を考える;系統学習論の再構成―「教育内容と教材の区別」論の吟味)
第3部 学力問題の展開と「二つの知識論」(学力問題の展開と「知識論」;現代の学力問題をどうとらえ、実践するか―社会科・公民科を中心として;「基礎」「基本」を授業のなかで考える ほか)
著者等紹介
臼井嘉一[ウスイヨシカズ]
国士舘大学教授、福島大学名誉教授。専攻、教育実践学・教育方法論。1945年10月7日、富山県魚津市生まれ。京都学芸大学学芸学部(現・京都教育大学教育学部)にて、小・中・高校教員免許取得。卒業後は、中学校・高校社会科の講師を経験し、あわせて東京大学大学院教育学研究科修士課程・博士課程で教育学・教育実践学を学ぶ。博士課程単位取得後、埼玉大学・専修大学などで教育原理・道徳教育の研究・社会科教育法等を講じ、1982年より福島大学教育学部助教授として社会科教育学講座を担当、1991年より教授となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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