内容説明
とてつもない力もち、かしこいおひゃくしょう、小さいけれど勇気のある女の子、ほらふきじいさんとまほうつかい…。むかし話のなかに生きつづけているいろんな人たちとふれあえる、世界各地のたのしいお話8話。小学校低学年から。
著者等紹介
矢崎源九郎[ヤザキゲンクロウ]
1921年、山梨県に生まれた。東京大学言語学科(北欧文学、言語学)卒業。東京教育大学などで教鞭をとりながら、アンデルセン、グリムなどの翻訳にたずさわる。1967年没
内田莉莎子[ウチダリサコ]
1928年、東京に生まれた。早稲田大学露文科卒業。1964年にポーランド留学。おもに外国児童文学の翻訳紹介に活躍。1997年没
君島久子[キミシマヒサコ]
栃木県に生まれる。慶應義塾大学卒業、東京都立大学大学院修了。国立民族博物館名誉教授。中国文学専攻、特に民話や神話伝説、児童文学を研究
山内清子[ヤマノウチキヨコ]
1931年、東京都に生まれた。東京教育大学言語学科卒業。北欧児童文学の翻訳・紹介に従事。2000年没
むらかみひとみ[ムラカミヒトミ]
大阪府生まれ。2001年よりイタリア・フィレンツェにある版画工房にて学ぶ。絵本、挿画を中心に、主にリノカット版画で作品を制作。現在、東京在住。イタリア・ボローニャ国際絵本原画展にて入選(2003年、2005年、2006年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
素話で聞いたおはなしも入っていましたし、知らないおはなしもあって楽しい本でした。『力くらべ』インドのおはなし、とてつもなくスケールの大きい話がインド民話のひとつの特長だそうです。確かにスケール大きい!『おひゃくしょうとエンマさま』絵本では読んでいたのですが中国漢民族のおはなし、民話の中に出てくるエンマさまやオニたちは、いつも人間にやりこめられているそうです。『マメ子とまもの』イランのおはなし、昔はペルシアといってたそうです。『マウイのしごと』ニュージーランドのおはなし、ニュージーランドが出来た由来?→2019/05/06
さくらもち
8
『子どもに聞かせる世界の民話』実業之日本社刊収録のおはなしから、8話を選び再編集されたもの。ロマンスや冒険ではなく、自然と人間が親しくしていた時代、あるいはそういう土地の、おおらかな話が選ばれているそう。2014/09/23
ぶたまん
3
世界の民話です。 スケールが違います。 昔太陽が今より早いスピードでうごいていました。男はロープで太陽をしばり両端を大木に結び、魔法の杖でピしピしたたきました。太陽はそれからゆっくり動くと約束しました。もう可笑しくて笑いました(*^^*)2014/09/28
moe
2
「マメ子と魔物」のテキスト紹介用。2017/09/30
ソーナノ
1
力くらべ/おひゃくしょうとエンマさま/マメ子とまもの/マウイのしごと/アナンシと五/夏をとってくる話/あわれなあくま/サヤエンドウじいさん2012/02/26