内容説明
教科書の記述を「覚える・確認する」学習から、「問う・考える」学習へ、授業づくりのすべてを解説。
目次
序章 「自ら学び自ら考える」授業の創出をめざして―確かな学び方には何が問われているのか(いま、なぜ授業を変えなければならないのか―授業の「問い直し」からの新たな出発;いま、授業をどう変えなければならないのか―明徳小学校における授業の共同研究への取り組み)
第1章 明徳小学校における授業研究の始動―確かな理解を成立させるものは何かを問いつづけて(なぜ「問い」が必要なのか―「覚える」ことと「わかる」ことの相違;「問い」作りの授業への挑戦―子どもたちが学びの主体となる授業を求めて)
第2章 「問い」と「私の考え」作りの授業へのスタート―低学年における授業改革の試み(一年生「どうぶつの赤ちゃん」での授業の試み―具体物を活用して考えを深める;二年生「さけが大きくなるまで」での授業の試み―わからない「こと」や「わけ」は何かを掘り起こす ほか)
第3章 「問い」と「私の考え」を吟味する―中学年における授業改革の試み(三年生「ありの行列」での授業の試み―「こと」「わけ」の確かさの追求と「吟味」のために;三年生「道具を使う動物たち」での授業の試み―「問い」と「私の考え」の吟味を課題として ほか)
第4章 教材への「全体的・構造的」な「問い」とその追求―高学年における授業改革の試み(五年生「動物の体」での授業の試み―「中心課題」の設定とその追求;六年生「三内丸山遺跡」での授業の試み―発掘の事実から遺跡の全体像への推論を楽しむ)
著者等紹介
武田忠[タケダタダシ]
1936年、秋田県生まれ。宮城教育大学名誉教授
鈴木博詞[スズキヒロシ]
1944年、京都府生まれ。京都教育大学客員教授、前京都市立明徳小学校校長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。