内容説明
山をけずって土地を開いた大男のデーランボー、とんちを使ってねんぐをとりかえす庄屋さま…。ここに集められたお話は、こうして長野県に伝えられてきたむかし話を、おじいさんやおばあさんが語りきかせてくれたのとおなじ、むかしのままのことばで書きました。気にいったお話はぜひ声に出して読んでみてください。長野県のことばの豊かさにおどろき、やさしい気持ちで楽しく読めると思います。
目次
1 わははクスクスゆかいな話(デーランボー(北佐久地方の話)
さるとガマ(上田地方の話) ほか)
2 うれしめでたし恩返しの話・めでたい話(虚空蔵山の大蛇(東筑摩地方の話)
炭焼き喜藤治(下伊那地方の話) ほか)
3 はてなたまげたふしぎな話(あとかくしの雪(木曽地方の話)
うりひめ(南佐久地方の話) ほか)
4 ドキドキせつないこわい話・悲しい話(よめをもらったさる(下水内地方の話)
古寺のおばけ(上水内地方の話) ほか)
-
- 和書
- 蝶か蛾か