出版社内容情報
若手法務部員が、契約書をチェックする際にどの点に着目すればよいか、どのように作成・変更すれば良いかわかる本です。
本書の特徴は次のとおりです。
①実際の商取引で、ニーズの高い契約書を取り上げている。
②両者対等な標準パターン、売主、買主それぞれに有利なパターンの計3パターンで、条項の違いがわかるようになっている。
③契約書のボリュームを「詳細」「標準」「簡易」の3パターンに分類し、それぞれで必要な条項を一覧化。
④各条項の重要度を3段階で表示しており、各条項の削除・追加が可能。
⑤雛形に記入すべき情報をリスト化し、契約書作成フローチャートに則って必要な情報を追記すれば誰でも必要な契約書が作成できる。
⑥各契約ごとにチェックリストを示し、改正民法の条文から逆引きできる。
⑦営業部門からの依頼、ヒアリング、契約書審査、営業を通しての修正、最終案の確認、締結後までの流れに沿って、自社に有利な「攻め」と、リスクを減らす「守り」のラインを解説。
⑧契約タイプごとに、民法・個人情報保護法等の改正内容を踏まえた留意点について解説。
いずれの特徴も、現役法務部員や顧問弁護士であれば日々実践している実務ノウハウです。本書は、企業法務のノウハウを手取り足取り丁寧に解説した「契約の教科書」実務編ともいえる1冊です。
内容説明
東証1部上場企業、4大法律事務所。思い通りの契約書式にカスタマイズできるプロのノウハウが詰まった「契約の実践書」
目次
1 総論(契約及び契約書作成の目的;契約書の構成等及び読み方・書き方;各契約に共通する条項と留意点)
2 契約書雛形(前提契約;売買契約(不動産売買契約書)
金銭消費貸借契約(諾成的消費貸借契約)
賃貸借契約(不動産賃貸借契約)
業務委託契約
知的財産契約
労働契約(雇用契約)
約款(定型約款)
資本業務提携契約
M&A契約(株式譲渡契約))
著者等紹介
長瀬佑志[ナガセユウシ]
弁護士(61期)、弁護士法人長瀬総合法律事務所代表。2006年東京大学法学部卒。2006年司法試験合格。2008年西村あさひ法律事務所入所。2009年水戸翔合同法律事務所入所。2013年長瀬総合法律事務所設立。中小企業を中心に多数の顧問に就任し、会社法関係、法人設立、労働問題、債権回収等、企業法務案件を多数経験している
長瀬威志[ナガセタケシ]
弁護士(62期)、ニューヨーク州弁護士。2005年東京大学法学部卒。2007年司法試験合格。2009年アンダーソン・毛利・友常法律事務所入所。2013年金融庁総務企画局企業開示課出向。2014年米国University of Pennsylvania Law School留学(LL.M.,Wharton Business and Law Certificate)。国内外の大企業の案件に係る契約書作成等の企業法務全般を始め、ファイナンス、レギュラトリー、各国競争法、M&A、危機管理・不祥事対応、知的財産案件等を多数経験している
母壁明日香[ハハカベアスカ]
弁護士(69期)、弁護士法人長瀬総合法律事務所所属。2011年日本大学法学部卒。2013年立教大学法科大学院修了(首席)。2015年司法試験合格。2016年弁護士法人長瀬総合法律事務所入所。2017年社会保険労務士登録。労務問題を中心に企業法務案件に日々携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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