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出版社内容情報
■能力開発の領域で、欧米同様に日本でも近年注目されている成人対象の「発達心理学」。ハーバード大学教育大学院(HGSE)を中心に研究が進み、ロバート・キーガン教授らの成果が『なぜ人と組織は変われないのか』『行動探求』(ともに英治出版)、『なぜ部下とうまくいかないのか』(小社)などの書籍として日本で紹介されています。
■キーガンの理論では、人間の器(人間性)の成長を中心に取り扱うものですが、人間性が高いにもかかわらず、仕事の力量(スキル)は低いという人も見受けられます。そこで本書では、その矛盾を是正するものとして、スキルの成長にも焦点を当てた、HGSEカート・フィッシャー教授が提唱する「ダイナミックスキル理論」に基づく能力開発について事例をもとに解説します。
■キーガン教授およびフィッシャー教授とも親交のあった著者が、日本の人事部門や管理者など能力開発を担う実務家を対象に、スキル開発のメカニズムとプロセスを解き明かし、その実践法をわかりやすく丁寧に解説します。そして各項目ごとに「成長レシピ」というエクササイズを設け、本を読み進めながら実践を行う編集になっています。
■また、本書の内容を補完するコラムは、コーヒーブレークとして楽しい内容ばかりです。
内容説明
スキルはどう伸びるのか?スキルはどう伸ばすのか?ハーバード大学教育大学院カート・フィッシャー教授の実証研究をもとに解説!環境依存性・課題依存性・変動性・サブ能力・最適レベル・機能レベル・発達範囲・5つの能力階層・5つの成長法則など、様々なキーワードで読み解く能力開発のメカニズム。
目次
序章 自他成長を促す「知性発達科学」
第1章 「ダイナミックスキル理論」とは
第2章 大人の能力の成長プロセス
第3章 自他の能力レベルを知る
第4章 既存の能力開発の問題点とその改善法
第5章 「マインドフルネス」「リフレクション」「システム思考」との統合
著者等紹介
加藤洋平[カトウヨウヘイ]
知性発達科学者。発達科学の最新の方法論によって、企業経営者、次世代リーダーの人財育成を支援する人財開発コンサルタント。一橋大学商学部経営学科卒業後、デロイト・トーマツにて国際税務コンサルティングの仕事に従事。退職後、米国ジョン・エフ・ケネディ大学にて統合心理学の修士号を取得。元ハーバード大学教育大学院教授ロバート・キーガンとカート・フィッシャーをメンターに持ち、成人発達理論の大家オットー・ラスキー博士に師事し、発達測定の専門家としての資格を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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