出版社内容情報
事件・事故・不祥事に限らず、生産者としての基本的な事項を取り上げ、あらゆるリスクを未然防止するための考え方と方策を説きます。
内容説明
他山の石から自社を見直して、想定外をなくすリスク管理を徹底!組織の倫理観は、その組織の責任者の倫理観を越えることはない。企業経営を担う責任者には、高貴な「人間性(コンプライアンスとインテグリティ)」が求められる。食品工場は、毎年売上げと利益を増やし続けていかなければならない。信頼を築くには長い時間がかかっても、信頼を失うには1つの事故、1つのクレームで十分。責任者の人間性は、教育しても備わらないが、従業員の倫理観は教育で向上する。
目次
第1章 事故・不祥事から学ぶ10の教訓(他山の石から学ぶ;食品工場の目的とは何か ほか)
第2章 顧客に対する53の教訓(物理的危害とは何か;X線探知機を上手く使う ほか)
第3章 従業員に対する19の教訓(ほめることが動機付けにつながる;安全はすべてに優先する ほか)
第4章 地域に対する14の教訓(他山の石を自分の工場に置き換える;近隣住民から常に見られていると意識する ほか)
著者等紹介
河岸宏和[カワギシヒロカズ]
食品安全教育研究所・代表。1958年生まれ。帯広畜産大学を卒業後、農場から食卓までの品質管理を実践中。これまでに経験した品質管理業務は、養鶏場、食肉処理場、ハムソーセージ工場、餃子焼売工場、コンビニ向け総菜工場、配送流通センターなど多数。現在も年間100ヵ所を超える食品工場の点検・教育を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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