内容説明
本書は、ファンクションポイントという物差しが、見積り、資源配分、スケジューリング進捗などの管理指標として有効なことを、実践を通して明らかにしている。
目次
第1部 ファンクションポイント法入門(ファンクションポイント法の概要;計測方法)
第2部 ファンクションポイント法の実践(ファンクションポイント法は当たるか;ファンクションポイント法で見積る;モデリングの準備 ほか)
第3部 冷めた目で(その他の計測法;ファンクションポイント法再考;されどファンクションポイント)
著者等紹介
児玉公信[コダマキミノブ]
東京都立大学人文学部(心理学)卒業。(株)エクサSPBOMソリューションオーナー兼技術部担当部長。慶応義塾大学講師。専門は、ヒューマンエラー、情報システム工学、生産管理システム。日本心理学会、日本人間工学会、日本認知科学会、日本情報処理学会、ACM各会員。技術士(情報工学部門)。情報処理学会技術士委員会幹事。PSLXコンソーシアム理事、技術委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
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何のために見積もるのか、誰のために見積もるのかによって、「ファンクションポイント」という道具の使い勝手は違うかもしれない。ファンクションポイントに何の期待もせずに読めば、本書から得られることがあるかもしれない。見積もりにファンクションポイントを使えばなんとかなるのではないかという期待を持って読むと、罠にはまるかもしれない。道具に振り回されないためには、まず、使う側の目的がゆるぎないかどうかが大切かもしれない。あるいは、道具に一度振り回されてみて、何に使えるかを掴み取ることが大切かもしれない。2014/09/27