出版社内容情報
古典の名著を現代語訳し、ハウツー本では解けない課題を自ら解く力を身につける「Contemporary Classics 今こそ名著」シリーズの一冊。
能の大成者・世阿弥が著した日本最古の能楽論『風姿花伝』を取り上げ、伝統を守りながらも日々新しく創造・革新するイノベーションになぞらえた、まさに現代において必読の一冊です。体系立った理論に加え、「珍しきが花」「初心忘るべからず」「離見の見」「秘すれば花」といった美しく含蓄のある言葉や名文で構成される世界も稀な芸術家自身による汎芸術論を、原文の香気を残しつつ、注釈と解説で工夫を凝らし、スラスラと読める自然な現代語でまとめました。
第1部では、世阿弥の生涯から能の歴史的変遷、さらには私たちが生きる現代に息づく文化、芸術などに展開された『風姿花伝』の世界を、わかりやすい解説で紐解きます。
また第3部では、世阿弥が残した数々の名言をもとに、現代に生きる私たちの心にも響くことばとして、アンソロジー的にまとめました。このことば集を読むだけでも、世阿弥が『風姿花伝』で伝えたかった本質を読み解くことができます。
内容説明
古を学び、新を賞する中にも、まったく風流をよこしまにすることなかれ。稀代のイノベーター世阿弥が、わかりやすい現代語訳で今を生きる私たちに語りかける。
目次
第1部 名著『風姿花伝』とは(今読みなおされるべき名著;世阿弥の生涯;現代に息づく『風姿花伝』の世界)
第2部 現代日本語訳で読む『風姿花伝』(年来稽古条々;物学条々;問答条々 ほか)
第3部 『風姿花伝』に学ぶ、創造とイノベーションとは(やがて花咲く日のために;日々新しい自分になる;思い通りにいかない時に ほか)
著者等紹介
世阿弥[ゼアミ]
1363~1443年(生没年は推定)室町時代初期の能役者、能作者。観阿弥の長男。観世流2世の大夫で、幼名は藤若、後の観世三郎元清。世阿弥は芸名。父の教えと足利義満の庇護により能を大成した。義満没後は不遇で、晩年は佐渡に流されている
道添進[ミチゾエススム]
1958年生。文筆家、コピーライター。国内デザイン会社を経て、1983年から1992年まで米国の広告制作会社に勤務。帰国後、各国企業のブランド活動をテーマにした取材執筆をはじめ、大学案内等の制作に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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