思考と行動が早くなる仕事脳の使い方―「脳科学」の研究からわかった潜在能力の高め方

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思考と行動が早くなる仕事脳の使い方―「脳科学」の研究からわかった潜在能力の高め方

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784820731528
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C2034

出版社内容情報

誰もが持っている潜在能力の引き出し方やその能力を仕事で発揮する方法を、脳科学の知見を産業分野に応用する著者が具体例を元に紹介■「快情動」を生み出す習慣をつけると能力がアップする

 脳科学の研究によると、脳が行う意思決定と、それによって引き起こされる身体行動の反応は、大雑把に言うと、「快」と「不快」の二種類しかないそうです。
 良い成績をとって褒められてうれしくなると「快情動」が発生して、つまり「いい気分」になり、「快情動行動」を生み出します。
 「快情動行動」とはたとえば、「次もまたがんばる!」というポジティブ思考からの行動です。
 本書では、意外と脳は、単純な反応を示すわけですが、この脳のしくみを生かして、人の潜在能力を引き出す方法を説きます。

■仕事力をアップする7つの力の高め方

 人にはそれぞれクセがあるものですが、そのクセを仕事や日常生活で良くも悪くするのも自分です。
 自分のクセをうまくコントロールできれば、思考や行動を変えることができるのですが、そのカギは脳の働きを知ることです。
 人間の脳は、どんなことで感情や情動に刺激を与え働き出すのか、そうした脳の役割を知ることで、自分に隠された能力が引き出されることにつながります。
 本書では、はじめに脳のしくみを解説したのち、「やり抜く力」「集中力」「継続力」「目標達成力」「記憶力」「意思決定力」「レジリエンス力」の高め方を考えていきます。
 それぞれの力を高めるには、次のようなことを習慣化すると良いそうです。

 ●やり抜く力・・・目的と目標の2つのゴールを設定する習慣化
 ●集中力・・・経験自体が楽しいと感じられるフロー状態の習慣化
 ●継続力・・・定量的な目標の可視化の習慣化
 ●目標達成力・・・ナッジによる行動促進の習慣化
 ●記憶力・・・憶えたいことにラベル付けをする習慣化
 ●意思決定力・・・「天使の自分」で物事を判断する習慣化
 ●レジリエンス力・・・日々の変化に適応させる習慣化

 ☆これらは、大学などの「受験勉強の習慣化」にも役立ちますよ!

はじめに 脳の働きを知ると、行動が変わる
  ◎ 誰にでも無自覚なクセがある
  ◎ 自分が思う自分と、他人が見る自分は違う
  ◎ 脳を知って、自分を変える
  ◎ 本書の構成

序 章 「脳とは何か」の基礎講座
  1 脳の役割
  2 脳の消費エネルギー
  3 無意識と意識
  4 感情と情動の違い

第1章 やり抜く力を高める
  1 グリットを身につける
  2 やり抜くには「目的」と「目標」をセットにする
  3 やり抜く力を強くするアイデア

第2章 集中力を高める
  1 集中力は習慣力につながる
  2 集中のための物理的環境
  3 集中のための精神的環境

第3章 継続力を高める
  1 継続の土台は「やる気」
  2 やる気を継続力に変える5つのポイント

第4章 目標達成力を高める
  1 目標達成のための価値見積もりシステム
  2 目標達成に必要なコミュニケーション

第5章 記憶力を高める
  1 記憶は脳内の3つのプロセスを経て行われる
  2 情動と記憶力の関係
  3 繰り返すと記憶は定着する
  4 記憶には容量がある

第6章 意思決定力を高める
  1 速い意思決定と遅い意思決定
  2 正しい意思決定のための3つの視点

第7章 レリジエンス力を高める
  1 ポジティブ思考の功罪
  2 最後に決めるのは自分の脳
  3 環境への対応力を鍛える
  4 不快情動が起きたら「原点回帰」する

終 章 疲れた脳を休ませる
  1 過去と将来の自分から自己成長を考えてみる
  2 自分の脳の疲れた状態を知る
  3 脳が疲れたときの休息法

おわりに 相手の脳を知り、自分の脳を知れば百戦危うからず

萩原 一平[ハギワライッペイ]
著・文・その他

内容説明

やり抜く力、集中力、継続力、目標達成力、意思決定力、記憶力、レジリエンス力は脳の働きを知れば磨かれる!カギはムダな習慣の排除。自分のクセがわかれば、能力はもっとアップする!

目次

序章 「脳とは何か」の基礎講座
第1章 やり抜く力を高める
第2章 集中力を高める
第3章 継続力を高める
第4章 目標達成力を高める
第5章 記憶力を高める
第6章 意思決定力を高める
第7章 レジリエンス力を高める
終章 疲れた脳を休ませる

著者等紹介

萩原一平[ハギワライッペイ]
NTTデータ経営研究所情報未来イノベーションセンター長、ニューロイノベーションユニット長、研究理事・エグゼクティブコンサルタント。早稲田大学理工学部電気工学科卒業。プリンストン大学大学院電気工学・コンピュータサイエンス(MSE)修了。1978年より電機メーカーにて新製品企画、開発設計、国内外マーケティングに従事。1991年よりシンクタンクにて環境分野を中心に、新規事業化支援、事業化コンソーシアム運営等、数多くのプロジェクトを実施(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チャー

4
状況ごとに脳の癖を示しうまく活用することを勧めている。感情や判断、疲れ等、その時脳がどのように反応しているかを科学的に記し、自然な働きに背くことなく前向きに活かす方法を説いている。本書に記されているテクニックには根拠となる文献が示されているが、詳細に拘り過ぎず広い範囲を実用的に記されていることから使うという点では始めやすいと感じた。何より自分自身の考え方の癖を知り、日常で生じる状況に対する反応のパターンを把握することて、無理や無駄を減らし、より楽に過ごせるのではないかと感じた。2019/10/17

わっち

0
読みやすい本です。 日頃の行動を、肯定できたような気がします。 2019/01/07

KZM

0
脳科学系の本は割と読んできたので、復習になるようなものが多かった。大事なのは習慣化。脳のエネルギーを減らすために習慣にすること。目標と目的を設定することでやり抜く力を手に入れる。2018/09/01

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