出版社内容情報
世界的な古典である『論語』は古くから日本人に読み継がれ、その儒教思想は、日本人の精神に深く根付いています。
また昔からリーダーの必読書ともいわれ、先行きの見えない不安定な時代の確固たる軸として『論語』が必要です。
『論語』は古典ですが、その教えは現実的で実践的であり、現代における仕事・生活、またビジネスシーンなどに当てはめて考えることが容易にできます。そうした点から、本書は『論語』から学ぶべきことを考察します。
内容説明
いまを、たくましく、心豊かに生きるための人間学の書。近代日本資本主義の父、渋沢栄一が教えを実践し、精神的な支柱とした不朽の古典。
目次
第1部 名著『論語』とは(名著『論語』とは;孔子の生涯―恵まれなかった幼少年期;孔子の生涯―学問に志す ほか)
第2部 現代語訳『論語』(理念と実践;倫理と克己;指導と理想;統率と管理;対人と育成;勉学と成長)
第3部 『論語』に学ぶ人間力(人間力―一人の人間として生きてゆく力;信―誠実に信義を守ること;義―正義、正しさ;忠―誠心誠意、まごころを尽くす;礼―道徳的な社会規範;精神と形式との一体化のうえに立つ、礼;和―調和 節―節度;仁―誠実な思いやりや人間愛;さまざまな要素を包括する徳、仁;学びが欠かせない;実践面と精神面を重視;さまざまな機会を通して学ぶ;学びが人間力を高める)
著者等紹介
前田信弘[マエダノブヒロ]
経営コンサルタント。高校講師、専門学校教員を経て独立。長年、経営、会計、金融、マーケティングなど幅広くビジネス教育に取り組むとともに、さまざまなジャンルで執筆・コンサルティング活動を行う。あわせて歴史や古典などをビジネスに活かす研究にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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