出版社内容情報
人間関係、将来への不安、仕事に対する張り合いなど、現代には「生きづらさ」を抱えた人が大勢います。リモートワークによって孤立し体調面を崩したり、生活習慣が乱れたり、コロナ渦による精神的・肉体的な負担による問題も顕在化しています。日ごろから「しんどい」と思うことは、今や精神疾患だけでなく、働くすべての人々にとって身近な問題です。これまで産業医として1万人以上のメンタルヘルスと向き合ってきた産業医の著者が、日常生活の中でストレスが起こる場面を取り上げ、向き合い方を示します。読者が「生きづらさ」を解消できるようになる本です。
内容説明
対人関係療法で…苦手な上司や同僚との関係を見つめ直す、職場環境や生活リズムの乱れを見つめ直す、先行きや仕事への不安を解消する、在宅ワークの孤独を解消する、ウェブ会議のコミュニケーションを改善する。
目次
1 今、職場では何が起きている?(コロナによって激変した職場環境;社会とのつながりが減り、孤独が浮き上がる ほか)
2 人間関係を見つめなおすためのケーススタディ(上司との関係:悪いのは自分じゃない;苦手な同僚:いつかは終わる ほか)
3 職場環境を見つめなおすためのケーススタディ(上司から監視されているみたい:いつでも対応可能にする必要はない;部下へのストレス:「向いていない」とは考えない ほか)
4 仕事を考えなおすケーススタディ(やりがいがない:本当に「やりがい」は必要か?;周りに迷惑をかけてしまう:自分はお荷物じゃない ほか)
5 心を軽くする5つのテクニック(意識的なバスタイムの活用法;涙活 ほか)
著者等紹介
井上智介[イノウエトモスケ]
産業医、精神科医。赤ブチ眼鏡、金髪アフロがトレードマーク。島根大学医学部を卒業後、内科、外科、救急科、皮膚科など幅広い分野にてプライマリケアをさまざまな病院で学ぶ。現在は産業医、精神科医、健診医の3つの役割を中心に活動しており、産業医として毎月約40社を訪問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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