出版社内容情報
定評ある「Contemporary Classics 今こそ名著シリーズ」最新作。
海外で有名な著作『茶の本』は、新渡戸稲造が日本人の倫理観と示した『武士道』とならび、日本人の美意識を西欧の人々に向けて発信したもの。
本書では、この『茶の本』に加え、岡倉天心が英文三部作として欧米社会に問うた作品の一つである『日本の覚醒』を一緒に読むことができます。
この二作を通して読むことで、茶の奥義もさることながら、西欧化を進める一方で、日本らしさをどう継承・発展させていくとよいのかを知り、、また自然と一体化するライフスタイルは、今日の課題であるエコロジーやSDG’の考えかたにもつながっていきます。
岡倉天心が大切にした日本人の誇りと矜持の深奥に触れてみることで、現在の私たちの生き方を改めて噛みしめてください。
内容説明
ありふれた日々の暮らしが大切だ。美しくなおかつ自然らしく。今、この瞬間を楽しむ。矜持の深奥にある、新しい時代を開いた歴史精神とは。
目次
第1部 名著『茶の本』『日本の覚醒』とは(今、読みなおされるべき名著;『茶の本』『日本の覚醒』が生まれた背景;岡倉天心の生涯)
第2部 現代日本語訳で読む『茶の本』『日本の覚醒』(『茶の本』現代日本語訳;『日本の覚醒』現代日本語訳)
第3部 現代に生きる岡倉天心の言葉
著者等紹介
岡倉天心[オカクラテンシン]
1863~1913年。美術評論家・思想家。本名は覚三。文明開化の風潮の中で、フェノロサとともに日本美術の復興に尽くした。東京美術学校開設に尽力し、のち校長となる。その後、日本美術院を創立し、明治日本画家の指導者として活躍、ボストン美術館中国日本美術部長などを務める。英文著書による日本文化の紹介者としても知られる
道添進[ミチゾエススム]
1958年生。文筆家、コピーライター。国内デザイン会社を経て、1983年から1992年まで米国の広告制作会社に勤務。帰国後、各国企業のブランド活動をテーマにした取材執筆をはじめ、大学案内等の制作に携わる。企業広報誌『學思』(日本能率協会マネジメントセンター)では、全国各地の藩校や私塾および世界各国の教育事情を取材し、江戸時代から現代に通じる教育、また世界と日本における人材教育、人づくりのあり方や比較研究など幅広い分野で活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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