出版社内容情報
オープンダイアローグとは、開かれた「対話」による治療のこと。一見すると何もしていないように思われるこのセラピーが、うつ病や統合失調症、引きこもりなどの治療に大きな成果をあげているのです。
・「開かれた対話」は、どのように行われていくのか?
・オープンダイアローグを行うセラピストには、何が必要なのか?
本書はそんな基本的な進め方のほか、考え方やセラピストに求められる態度を、マンガをとおして紹介します。今、注目を集めるオープンダイアローグのもっともわかりやすい入門書であり、もっとも役に立つ実践書です。
内容説明
なぜうつ病や統合失調症に効果があるのか?実践のコツをわかりやすく解説!患者・家族・関係者が、ただひたすらに「対話」する…。世界が注目する心理療法の最もわかりやすい入門書。
目次
Prologue オープンダイアローグという奇跡(「治る」とはどういうことなのか;オープンダイアローグという奇跡)
1 オープンダイアローグの要素1―「対話主義」と「対等性」(「対話」はどのようにして始まるのか?;対話とは?;「対等性」とは何か?;対話の原理)
2 オープンダイアローグの要素2―「多様性」「ポリフォニー」(「多様性」「ポリフォニー」とは何か?;「平等」は「対等」?;「ポリフォニー」と「多様性」)
3 オープンダイアローグの要素3―リフレクティング、不確実性への耐性(カップルセラピー・グループセラピーにおけるオープンダイアローグ;リフレクティングの効果を高める;不確実性への耐性)
4 オープンダイアローグの可能性(非言語による対話;なぜ、オープンダイアローグが有効なのか;オープンダイアローグの可能性)
著者等紹介
向後善之[コウゴヨシユキ]
神奈川県に生まれる。石油会社での会社員生活の後、渡米。CIIS(カリフォルニア統合学大学院)では、統合カウンセリング専攻。大学院修了後、ベイエリアでインターンカウセラーとして働く。帰国後は、カウンセラーとして働くとともに、大学・大学院で臨床心理学を教える。現在、東京恵比寿のハートコンシェルジュ(株)でカウンセラー
久保田健司[クボタケンジ]
臨床心理士。アライアント国際大学カリフォルニア臨床心理大学院日本プログラム修了。1984年東京生まれ。大学卒業後、カメラマンとして就職するが激務で体調を崩し、社会人の心のケアの必要性を痛感し臨床心理士をめざす。2017年からカウンセラーとしての活動を開始。医療と福祉支援が必要な生活困難者を支援する仕組みづくり・地域づくりをめざすハウジングファースト東京プロジェクトに参画。大学での学生相談、貧困の子ども支援における心理アドバイザー、不登校支援NPOでの保護者相談などに従事。現在、東京の個人オフィスにてカウンセラーとして活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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pentaxxx
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