出版社内容情報
IRの重要性は年々増しているが、個々の上場企業の情報開示の取り組みをみると千差万別、IRのノウハウに乏しいのが現状である。
また、社内からはIRの取り組みが理解されにくく、経営者もIRの必要性は認識しながらも、方法論が見出せずにいることが往々にしてある。
そこで、IRオフィサーとして所属会社のIR優良企業特別賞受賞に貢献し、現在はアナリストとして四半期で60社以上もの企業を取材し、多くの企業のIRの課題に接している筆者が、企業価値向上のためのIRの基本について、より良いあり方を一冊にまとめた。
内容説明
「広報・IR担当」と「アナリスト」双方の経験者がIRの基礎を実務目線で解説。IR業務の概略から投資家・アナリストの見方の説明、IR業務の流れをケース付きで解説するなど、IR実務を総合的に網羅。企業価値向上のための教科書。
目次
第1章 IRとは
第2章 IRの主な業務
第3章 IRに必要な開示情報
第4章 投資家・アナリストの考え方を理解する
第5章 制度開示を理解する
第6章 関連領域との繋がりを理解する
第7章 ケースで学ぶIRの主な流れ
第8章 固定ファン獲得のためのIRの取り組みとは
著者等紹介
高辻成彦[タカツジナルヒコ]
いちよし経済研究所(東証1部・いちよし証券の調査部門)シニアアナリスト。立命館大学政策科学部卒業、早稲田大学ファイナンスMBA。経済産業省在職時は、産業連関表の時系列表作成に参画。ナブテスコ(東証1部)の広報・IR担当としては、日本IR協議会によるIR優良企業特別賞の所属会社初受賞に貢献。ユーザベース(東証マザーズ)のシニアアナリストとしては、SPEEDAの業界レポート作成や、経済ニュースアプリ・NewsPicksのコメント活動で、8万人以上のフォロワーを得る。現職では取材活動をもとに年間300本以上のアナリストレポートを発行し、企業分析・企業価値評価を行う。日経ヴェリタスのアナリストランキング、トムソン・ロイターのアナリスト・アワード・ジャパンの機械部門にランクイン。J‐MONEYによるベストリサーチハウス・ランキングの機械部門の所属会社ランクインに貢献(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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