出版社内容情報
『ティール組織』(英治出版刊)の理論モデルのひとつであるインテグラル理論。
今、にわかに注目が高まっています。
インテグラル理論とは、人・組織・社会を包括的に捉えるための思考のフレームワーク。「アメリカ最大の思想家」「意識研究のアインシュタイン」と評されるケン・ウィルバーによってまとめられました。その画期的なフレームワークは、国際支援、ビジネス、医療、政治などさまざまな分野で応用されています。
世界的に評価されているものの、学ぶことに挫折する方が多いのも事実。そこで本書は、インテグラル理論のポイントを日本の事例をもとに紐解いていきます。
内容説明
“意識研究のアインシュタイン”ケン・ウィルバーの最良の入門書。世界中のビジネス、政治、教育、医療で実践される「メタ理論」の基本をつかむ。
目次
第1部 インテグラル理論の基本要素(インテグラル理論とは何か―統合的フレームークを概観する;クオドラント/四象限―統合的な世界の見方・フレームワーク;レベル/段階―成長・発達のモデル ほか)
第2部 統合的フレームワークをとおして現代社会を分析する(発達についてのよくある誤謬―「前/後の混同」を見極める;現代社会の病―フラットランドとフーマライティス;今、真に「統合的」であるとはどういうことか)
第3部 インテグラル理論を実践する(個人の変容を促す―インテグラル・ライフ・プラクティス;社会・組織における実践)
著者等紹介
鈴木規夫[スズキノリオ]
インテグラル・ジャパン代表。California Institute of Integral Studies(CIIS)で博士課程を修了(Humanities with a concentration in East‐West Psychology)。日本に帰国後アメリカの現代思想家ケン・ウィルバーのインテグラル思想の普及のための活動を展開している
久保隆司[クボタカシ]
大阪大学人間科学部卒(文化人類学専攻)。ジョン・F・ケネディ大学大学院修士課程修了(ソマティック心理学/インテグラル理論専攻)。國學院大學大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学(神道学・宗教学専攻)。総合商社・丸紅(株)にて勤務(北京・大連・上海での駐在を含む)後、留学のため退社。心身のウェルビーイング、インテグラル段階での心身統合/身心一如を主な研究&実践テーマとする。日本ソマティック心理学協会会長。早稲田大学文化構想学部非常勤講師。臨床心理士。ローゼンメソッド認定ボディワーカー、ビオダンサ認定ファシリテーター他。日本ソマティック心理学協会
甲田烈[コウダレツ]
1971年、東京生まれ。東洋大学博士後期課程単位取得満期退学(仏教学専攻)。研究・関心の領域としては比較思想・トランスパーソナル心理学・メタ理論研究・妖怪学。相模女子大学非常勤講師を経て、現在、東洋大学井上円了研究センター客員研究員。2016年~2019年、EMS(エッセンシャル・マネジメント・スクール)公認講師。関心領域につき、不定期でレクチャーを開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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