出版社内容情報
「戦略総務」という言葉を初めて聞く人も多いと思う。
「総務に戦略?」 「そもそも、総務は何をしているか知らない」 「雑用係じゃないの?」
皆さんが接する総務。日々作業に追われ忙しくされていることだろう。
しかし、考えてみてほしい。その作業が本当に会社のためになっているのだろうか??確かに、必要だからやっていることは間違いない。対応することで社員から感謝されることもある。
一方で、人口減少、イノベーションの必要性、グローバル化など、企業を取り巻く環境は日々変化し、厳しい競争に巻き込まれている。現場は日々進化し、効率化がなされ、企業価値の向上を目指し奮闘している。
その中で、日本企業の「間接部門」の生産性の低さが指摘され、特に総務は従来通りの仕事のやり方で、言われたことを粛々とこなしている。総務だけ、進化をしなくていいのだろうか?
先の環境変化に対応するには、企業の体質改善が必要であり、企業を内側から変革させることが喫緊の課題となっている。
その課題、誰が対応すべきなのか??誰が対応できるのか?
「総務が変われば、会社が変わる」という言葉がある。総務が変われば、つまり、総務が主導で仕事をしだすと、会社を変えていくことができる、ということである。
社内活性化、モチベーションの向上、ロイヤリティの向上。どれも総務が携わるべき仕事であり、全社に影響力を発揮できる総務だからこそ、会社を変えるために、厳しい競争に勝ち抜くために、しっかりとした「戦略」を持って、やるべき仕事なのである。まさに、「戦略総務が、会社を変える」である。
現場が売上げを稼ぐと同様に、会社を変えるという仕事は、まさに企業においては"コア"と言える重要な業務であり、そのような認識がされ始めている。実際、総務に優秀な人材を投入、あるいは外部からヘッドハンティングしている企業も出始めている。
企業においてなくてはならない部署として、企業を変える部署として、総務自身が戦略性を持ち、企業のコア業務として存在していくのが「戦略総務」という考え方。その必要性について、本書では詳しく解説する。
内容説明
戦略的な総務担当者になるための視点。働き方、生産性向上…企業を強くする実践スキル。戦略総務で会社を変えた担当者の実践事例。目まぐるしい変化が起こる現在の事業環境を勝ち抜いていくうえで、ほんとうに知っておくべきこと。
目次
第0章 総務の実際とその役割(なぜ、総務の社内的評価が低いのか?)
第1章 「戦略総務」が会社を強くする(総務の現状と戦略総務;総務を取り巻く環境と総務のテーマ ほか)
第2章 戦略総務に導く「10個の問い」(今の環境下で自社は生き残れるのか?;総務の成功とは何を意味するのか? ほか)
第3章 現場をよみがえらせる戦略総務の仕事術(戦略総務実現のための重要課題;「やめる・減らす・変える」による改善 ほか)
第4章 戦略総務実践事例(株式会社スクウェア・エニックス;可視化する力―株式会社構造計画研究所 ほか)
第5章 これからの戦略総務に求められる7つの力(気づく力;イメージする力 ほか)
著者等紹介
豊田健一[トヨダケンイチ]
早稲田大学政治経済学部卒業。株式会社リクルート、株式会社魚力で総務課長を経験後、ウィズワークス株式会社入社。現在、取締役『月刊総務』編集長兼事業部長。一般社団法人ファシリティ・オフィスサービス・コンソーシアム理事、総務育成大学校主席講師。総務経験を生かした総務のコンサルティングと戦略総務に関する講演、総務に対する営業向けのコンサルティングや総務の実態を伝える講演など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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