出版社内容情報
現在、信用に基づいた経営強化が求められることで、改めてCSR(企業の社会的責任)が注目されている。
商品・サービスのレベルから経営体制まで、倫理的な活動が企業評価をおおきく左右することがその根底にある。
また、単なる倫理的活動の強化ではなく、その活動が本業から生み出されることで、事業そのものの成長につなげるCSV(共通価値の創造)もCSR経営の重要性を後押ししている。
そのようなCSRを、本書はマンガでわかりやすく解説し、読者の円滑な理解を促す。
内容説明
「企業の社会的責任」とは何かをストーリーで体験×納得。日本企業を正しい方向へ成長させるCSRがわかる!実践できる!!
目次
第1章 CSRって何だろう?(わかるようでわからないCSR;CSRが求められているワケ ほか)
第2章 CSVって何だろう?(CSVはCSRに取って代わるもの?;本業(商品)による社会貢献を表す用語 ほか)
第3章 CSR経営を行うには(CSR経営を考える;CSR経営を進める ほか)
第4章 日本企業ならではのCSRとは?(日本の商人道とCSRの共通点;日本の商人道とCSRの相違点 ほか)
著者等紹介
足立辰雄[アダチタツオ]
1952年、大分県生まれ。1983年、立命館大学大学院経営学研究科博士課程単位取得退学。その後、宮崎産業経営大学経営学部専任講師・同助教授、京都創成大学教授などを経て、近畿大学経営学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sakie
10
Corporate Social Responsibility=企業の社会的責任。「自然環境や社会環境へのダメージを少なくし、社会から信頼される会社を作るための持続可能なマネジメントの手法」としてEUで立案された。と言えば拒否感が半端ないが、つまり「三方良し」の思想だ。ISO26000に沿って大幅改革するより、小さな選択の積み重ねとして浸透させたい。要素のうち、・組織統治・人権・労働慣行・環境・公正な事業慣行・消費者問題・コミュニティ参画と開発はうちも該当する。ひとつずつ詰めていく、まずはエコアクション。2018/06/28
ゼロ投資大学
1
CSR(企業の社会的責任)が会社に求められる時代になった。企業は営利活動だけを追求するのではなく、経済活動を担う一員として持続可能な社会の実現への責務を負う。会社に関わるステークホルダーに利益をもたらしながら、経営を成立させる必要がある。2022/06/17
ちさと
0
間違って買ってしまった本。CSVとの違いがよくわかった。2022/08/05
さとやん
0
CSRについて知るために必要に迫られて購入したが、漫画と解説のバランスがよく、没頭して読むことができた。印象的な部分が2つあった。1つは企業の持続可能モデルの三角形の図であり、2つ目は元彼がCSRを否定してCSVに偏重していた考えを持っていたところである。サスティナビリティが至上命題の世の中をどのように生きるかを考えさせられた。2019/09/19