出版社内容情報
日本の生産現場で生まれた5S は「すべての基本」として、あらゆる現場で導入されています。整理、整頓…と、順を追ってやるべきことが決まっているので、比較的現場の理解が得られやすく、成果が目で見てわかる点が受け入れられる理由なのでしょう。
また、活動を続けていくうちに、自然と人材が育っていくという無形の効果も見逃せません。こうした5S ですが、進めていく上でいくつかのハードルがあります。それはたとえば、導入当初の現場からの抵抗、定着化の難しさなどだと言われています。
本書では、誰もが知っているようで、実際は本質を理解されていない5S について、活動を進めていく中で誰もが味わう問題点と解決策、また上手に進めるコツなどについて解説します。ドーナツ工場を舞台に、具体的な問題と解決策が示されているので、実際に体験したように5Sを学ぶことができます。
内容説明
実家のドーナツ工場を継ぐことになった結衣は、5Sで職場を刷新することを宣言します。5Sコンサルタント・従兄弟の涼介やふだん目立たない従業員・日暮とともに満身創痍で奮闘します。最初は反対ばっかりだったみんなもそんな姿を見て、5Sの効果を実感してくると、少しずつ変わりはじめました。さらにアンチ5Sの筆頭だったベテラン工場長・古越を何とか取り込んだのはよかったけれど、また新たなピンチが訪れます。はたして結衣のドーナツ工場は生まれ変わることができるのでしょうか。
目次
プロローグ 5Sとはなにか(私がこの工場を5Sで刷新します!;5Sとはなんだろう)
1 整理・整頓する(10あったものが3になるくらい!;整理の技術 ほか)
2 清潔・清掃する(整理・整頓は土台づくり、これからが本番だ!;清掃の技術 ほか)
3 5Sで人が育つ(しつけのゴールは、納得して自分でやること!;しつけの技術 ほか)
エピローグ 5Sには終わりがない(これからもドンドンいこう!)
著者等紹介
高原昭男[タカハラアキオ]
ベーシック・マネジメント研究所代表、ナビゲートパートナーコンサルタント、全能連マスター・マネジメントコンサルタント。1953年生まれ。キヤノン株式会社、経営コンサルティング機関を経て、83年より独立。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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