内容説明
お客様が先、利益は後。大切なことは一万回繰り返す!一度乗ったら忘れない。お客様に愛され、選ばれる本当のお客様主義とは。
目次
序章 一台のタクシーから生まれる伝説
第1章 本当のお客様主義とは?
第2章 理想の会社ができるまで
第3章 理想を貫くために常識と戦う
第4章 お客様主義を浸透させる
第5章 社員のやる気を掘り起こす
第6章 経営者として学んだ仕事
著者等紹介
宇都宮恒久[ウツノミヤツネヒサ]
中央タクシー株式会社代表取締役会長。1947年長野県生まれ。日本大学工学部中退後、宇都宮乗用自動車商会に入社する。1972年、再建のために父とともに長野タクシー株式会社へ。1975年に中央タクシーを立ち上げ代表取締役社長に就任した。徹底した「お客様が先、利益は後」を貫き、中央タクシーを市民に愛される県下売上No.1のタクシー会社に育て上げる。2008年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ひろ☆
20
長野市にある中央タクシー。これは地元の人に喜ばれるし、どうせ乗るなら、中央タクシーを選ぶ。どんなジャンルの仕事でも、これだけ徹底すれば、差別化が図れる良い例。先義後利。2015/06/22
Yuichi Yamasaki
10
長野に行ったら絶対中央タクシー乗ろう。京都からMKタクシーか。誰かが凄いんじゃなくて、皆が見られている意識を持って取り組んでいるのがいいよね。そこにマニュアルを用意していないそうだ。数々の『中央タクシーを待っていた』ユーザーの声に涙が出た。2015/05/30
壱萬参仟縁
7
この会社はこの間災害備蓄にも熱心だと報道されていた。乗客のためのサービスを徹底している。そして感謝の手紙も来るほどの満足感。気づきがいかに大切か(028頁)。この精神は自問清掃で中学時代に取り組んでいたことを想起した。ヘルパーの資格をもつ運転手は今後、益々必要となろう。交通弱者という言い方がいいか、悪いか、だが、タクシーは高齢者には不可欠の移動手段。京都のMKタクシーがこの会社を変えるきっかけとなったようだ。個人客を確保する精神は、個別指導の業界にも学ぶべきことが多い。かんてんぱぱに通じる社員思いの経営。2013/03/21
コジターレ
2
読メ登録前に読了。タクシー業界でお客様主義を徹底しているのは稀なんじゃないかな。その意味で大変参考になった。
Taro
2
「電車の乗り換えができるかどうか不安」、というので電車に乗って空港まで送り届けたエピソードなど、「お客様が先、利益は後」を実践するエピソードが満載。サービスとは、仕事とは。考えを深めるいいきっかけになる本です。2014/01/24