内容説明
中日米欧の経営管理に精通した著者が、孔子の「道徳思想」をもとに組織人としての正しい行動を説いたマネジメントの実践書。
目次
第1章 為政篇―リーダーシップの智恵(和して同ぜず;五つの美徳と四つの悪徳;経営者の資質;「義にに適った企業文化を育む)
第2章 倫理篇―組織運営の智恵(人間性を高める;「誠実」「勇気」「謙虚」「恥」の観念をもつ;企業の「倫理観」)
第3章 教育篇―人材育成の智恵(「人」の本質;人材を大切にする;人材教育のあり方)
第4章 修身篇―自分磨きの智恵(「人間をつくる」ための心の修養;人生の総括の仕方;自己の修め方;人生を楽しむ)
著者等紹介
楊先挙[ヨウセンキョ]
1930年中国浙江省に生まれる。中国人民大学教授。専攻は教育学、科学研究の分野であり、主として、企業管理、企業文化、中国古代の管理思想研究、中国文化と企業管理を研究。著書に、『孫子の兵法と企業管理』(香港、台湾でも出版/全国通俗政治読み物の二等賞を受賞)など多数ある
祐木亜子[ユウキアコ]
山口県生まれ。東北大学経済学部卒。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科修了。日本でのOL経験を経て、中国の西安交通大学に留学。その後上海の法律事務所で翻訳・通訳業務に従事。現在は中国関係の著作・翻訳・講演・執筆活動に関わる傍ら、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科で現代中国について研究を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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zhenyi0422
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論語を全く読んだことのない人には良いのかも知れないが…なんと言うか、浅い。まぁ入門って謳ってるから当然か。当たり前のことが書いてあります。無理に時間を割いてまで読む価値は…2013/02/10
ともあきほ
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誠実の誠の意味やほかの部分でも参考やその通りというところが多かった 2011/05/14
MOJITO
0
渋沢栄一の「論語と算盤」を読んで、孔子の思想をもう少し知っておきたかったで読んでみた。マネジメント入門と書かれていても、決してテクニックにこだわったものではなく、人間性そのものに焦点をあてた、人間磨きの教えである。人間(人間関係)の本質に根ざしたものであるので、大きな違和感を感じない。書かれているように実践ができたなら、本当に素晴らしい事なのだと思える。そのように思い、少しでも近づけるようにするのが修業なのかな・・。一章で「和して同ぜず」とある。コンフリクトマネジメントの教えを受けたことがあるが、その根底2011/01/04