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内容説明
2001年9月11日米国同時多発テロ事件発生。この日、ニューヨークにやってきた2400本のバラと姉妹の心あたたまる小さなお話です。
著者等紹介
ウィンター,ジャネット[ウィンター,ジャネット][Winter,Jeanette]
ニューヨーク在住の絵本作家、イラストレーター。50を越す作品の中には、メキシコの文化やフォーク・アートへの関心を示すものや、ジョージア・オキーフ(『私、ジョージア』みすず書房)、エミリー・ディッキンソン、バッハ、ビアトリクス・ポターなど実在の芸術家の伝記絵本などがある
福本友美子[フクモトユミコ]
慶応義塾大学文学部卒業。公共図書館勤務を経て、現在はフリーで児童書の研究、評論、翻訳、書誌作成などをする。立教大学講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さゆ
30
明日は9月11日です。そして朝、小学校に読み聞かせに行くので、少し小さいのですが、この絵本を読もうと思っています。明日は4年生のクラス。ていうことは10歳?9歳?まだ、生まれていなかったんですよね。2013/09/11
遠い日
10
あのいたましい2001.9.11、同時多発テロが起きた直後の事故現場での実際のできごとだそうだ。中止になってしまったフラワーショーで使うはずだった南アフリカのバラ、犠牲者の魂に捧げられた2400本。いっときでも彼らと彼らの家族、関係者の心に響いて慰めになったことでしょう。2016/11/13
にたいも
7
2001年9月、真っ黒な悲しみの日々のニューヨーク、ユニオン広場に2400本のバラを敷き詰めてワールドトレードセンターが描かれた。人々はビルの中にいた大切な人々を大きな事件の悲しみをバラの中に想った。花の力を感じる小さなかわいらしい絵本。/2001年9月11日、アメリカニューヨーク市ワールドトレードセンターに2機の飛行機が激突した。そのサイドストーリー。ちょっといい話を書いた新聞のコラムのよう。悲しみの黒とバラの鮮やかさが対比的に描かれている。シンプルな絵。小さい子に初めてWTCについて語るときのお供に。2023/11/10
猪子
7
9月だし!バラ好きだし!と思って借りたら世界貿易センタービル同時多発テロが起きた際のエピソードを元にして描かれた絵本とのこと。最近知らず知らずのうちに重い題材を手に取ることが多い様な気がする。この本を読む数日前にも同じニューヨークで爆発事件が起きました。まだまだ日本はテロ意識が低すぎる国ですが、今後東京オリンピックに向けてテロへの警備を強化してほしいと思います。そもそも起きないのが一番良いのですが…2016/09/20
ヒラP@ehon.gohon
4
9月11日、同時多発テロの記憶は鮮明ですが、知らない世代が増えてくるにつれ、この絵本の意味が弱まっていくような気がします。 たまたまの偶然で、ニューヨークにバラを運んできた南アフリカの姉妹が、事故に行き合わせました。 事故に合わなかった幸せと、積荷のバラが多くの犠牲者の鎮魂に使われた巡り合い。 印象的な出来事だったのでしょう。 十数年がたった今、この偶然から読み取ることは、犠牲者に向かっていかなければいけないと思います。2014/05/09
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