長田幹彦全集

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  • サイズ A5判/ページ数 16冊(/高さ 22cm
  • 商品コード 9784820582199
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0395

出版社内容情報

底本
「長田幹彦全集」
昭和11年6月~12年9月
非凡閣版
解説
遠藤祐
(昭和女子大学教授)

特色
1.明治末年、文壇登場の「澪」「零落」などの旅役者に材を採った作品から戦前にいたる「第二期」までの主要作品を収める。
2.別巻の「歌謡篇」は、全国各地に赴いて作詞した民謡および音頭、大学校歌など、すべて二〇四篇、「随筆篇」は、青春の回想・歌謡論とその他の諸篇を収録。
3.大正年間の6巻本全集を除き、現在ほとんど市場に出ることのない唯一の全集として貴重(作品はすべて総ルビ付き)。
4.解説=新たに遠藤祐による解説を付し、純文学から通俗小説作家へ、また民謡詩人でもあった長田幹彦とその文学を解明する。

内容
第1巻[昭和11年6月8日発行]
白鳥の歌
空の花嫁
第2巻[昭和11年7月13日発行]
旅役者
零落

扇昇の話
祇園夜話上巻
祇園/夢占/地主桜/鬼灯/紺屋ケ関/鳥辺山/夢まくら/葵祭/鴨川/死霊/送り火/しぐれ茶屋/法燈/糺の森/舞妓殺し/狸大尽
祇園夜話下巻
夜桜/薄雲太夫/島原/木屋町夜話/宇治/夕すゞみ/野分のあと/鴨の秋/蜘蛛/しぐれ空/舞扇/薄雪/雛勇
第3巻[昭和11年8月15日発行]

母の手
尼僧
島の娘
月夜烏
第4巻[昭和11年11月15日発行]
ゆく春
霧の小唄
第5巻[昭和12年8月15日発行]
埋木
第6巻[昭和12年5月15日発行]
雪の夜がたり
鰊ころし
未墾地
港の女
アイヌの子
夜の雪
濃霧
師匠の娘
お鶴
旅烏
悪僧了玄
第7巻[昭和12年6月15日発行]
恋ごろも
蕩児
第8巻[昭和12年7月15日発行]
夕雲の果に
自殺者の手記
桑名心中
女楽士
小蔦
祇園小唄
都踊の夜/京極/浮名/僧の恋
第9巻[昭和12年4月15日発行]
不知火
前篇
春の宵/天野屋/憂き身/銀座の夜/ふるさと/清水寺/大雷雨/人の情/湖畔の宿/恋と恋/八百円/破産/祭の灯
不知火
後篇
悔恨/山暴れ/断崖下の椿事/狂へる母/さすらひ/金沢ヘ/遺書/房江のゆくへ/暗き心/悲恋/海のかなたへ/再会
第10巻[昭和12年9月15日発行]
鹿の子草紙
夜の酒場
雲の柱
第11巻[昭和12年1月15日発行]
緑衣の聖母
第12巻[昭和11年10月15日発行]
波のうへ
紅い太陽
第13巻[昭和12年3月15日発行]
夜の魂
祇園しぐれ

湯本心中
夜の虹
続祇園夜話
春雨/春さき/竹生島/無言詣/舞ひの袖
第14巻[昭和12年2月15日発行]
永遠の謎
恋の絵日傘
第15巻[昭和11年9月15日発行]
蔦千代
愛恋二筋道
夜霧に濡れて
別巻[昭和11年12月15日発行]
歌謡篇(全二〇〇余編)
島の娘
愛知行進曲
祇園小唄
お糸可愛や
肉弾三勇士
旅人くづれ
旅の人形師
名古屋まつり
北陸甚句
巡礼しぐれ
浮かれ節
岡山シャンソン
波まくら
与三郎小唄
祇園心中
小扇
好いた仲なら
鳥追ひお市
円たく行進曲
奥州仙台
天龍下れば
お小夜哀唱
伊勢詣
出雲八重垣
四国甚句
笛の音
中国甚句
長良ぶし
島そだち
伊那節
台湾甚句
足利音頭
つげの櫛
吉原囃子
美はしの和歌山
おその
恋の五丁町
大島音頭
お七いとしや
しのぶ面影

随筆篇(全二〇余編)
わが青春の記
旅役者時代
祇園時代
口絵/著者近影
著作年表
著書年表
解説
遠藤祐


底本では第10巻所収の「口絵・著作年表・著書年表」等は、本復刻版では繙読の便宜をはかって別巻に収めた。

長田幹彦 人と文学
遠藤禧(昭和女子大学教授)
長田幹彦(一八八七~一九六四)は東京麹町の生れ、早大英文科在学中から作家を志し、「明星」「スバル」「朱欒(ザンボア)」に作品を発表、流浪の旅役者の生活への共感をこめた小説「澪」「零落」「扇昇の話」などで谷崎潤一郎とともに認められ、ついで、京都祇園の街を舞台に、そこに息づく舞妓たちの生きざま、旅役者のそれに通じる、華やかさの蔭に暗さ、はかなさの漂うその姿、数奇な運命を哀傷の眼でみつめた作品を、次々と世に問い、大正期に多数の読者を獲得した。
『祇園』『祇園夜話』などに収められた諸作は、幹彦独自の浪漫的叙情性の表われであって、〈大正ロマン〉への回帰が言われているいま、その旗手ともいえる彼の文学に光が当てられるのは、時宜を得た出来事だと思われる。
昭和以降の幹彦は東京中央放送局(現NHK)、日本ヴィクターレコード会社の文芸顧問となり、ラジオ・ドラマの制作や歌謡の作詞にも手を染めている。
なお敗戦後の長篇『小説明治天皇』なども注目されていい。

長田幹彦 点描
明治20年(1887)3月1日、東京都麹町区の医師の家に生まれる。
兄に長田秀雄(劇作家・小説家)がいた。
前年、早大予科を経て英文科に進む。
この頃新詩社の社友となり、「明星」に小品を発表する。
明治41年、「スバル」に移り、ついでパンの会に加わるがサロン的高踏主義に馴染まず東北地方を流浪ののち北海道へ渡り、旅役者の一座に加わって流寓の生活を送る。
明治44年、早大に復学し、「中央公論」に「澪」11月~45年3月)を、次いで同誌に「零落」(45年4月)を発表、一躍文壇の寵児となる。
同年、早大卒業。
この年5月、谷崎潤一郎と祇園に遊び、紅燈の巷に材を採った「祇園」その他、いわゆる情話小説を次々と発表して世評を得るが、赤木桁平の「『遊蕩文学』の撲滅」(「読売新聞」大正5年8月6日)論ほかの論難を機に通俗的傾斜を見せ、やがて通俗小説作家に転じ、多くの作品を書き次ぐ。
一方、昭和の初期頃から興った小唄調の歌謡・創作民謡に新境地を得て「祇園小唄」(昭和5年1月)、「島の娘」(昭和8年1月)、「天龍下れば」(同7月)ほか、全国各地それぞれの人情・風俗・景観などを織りこんだ民謡を作詞し、中山晋平等の作曲、芸妓の唄、加えて映画の主題歌であること、レコード化されたこと等と相埃って一世を風扉した。他に幹彦の小説の映画化されたものは数本を数える。
戦時中はほとんど沈黙し、戦後にいたって『祇園のお雪』(昭和23年)、『小説明治天皇』(同25年)、『小説有島武郎』(同27年9月)などのほか文学的回想その他の諸篇を発表する。
なお転変やむことのなかった作家の晩年の到達点に「処女ぞへぬる」(「中央公論」昭和23年10月)がある。
昭和39年(一九六四)5月6日没、享年77歳。

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