内容説明
二〇〇一年三月九日、名古屋大学大学院経済学研究科附属国際経済動態研究センターは、社団法人キタン会と共同で、シンポジウム『通貨危機後のアジア経済と改革への展望―タイ、インドネシア、韓国を中心に』を主催した。本書は、ここでの議論に基づき、アジア通貨危機の教訓と今後における改革の展望を中心テーマとして、シンポジウム報告者の論文をまとめたものである。
目次
序章 アジア通貨危機を考える視点
第1章 アジア通貨危機の発生とその後の展開
第2章 タイ通貨危機後の企業グループ再構築と産業再編
第3章 ポスト通貨危機のインドネシア経済
第4章 通貨危機後の韓国における構造改革
第5章 アジア安定通貨圏と円の役割
著者等紹介
平川均[ヒラカワヒトシ]
1948年愛知県生まれ。1980年明治大学大学院経営学研究科博士課程単位取得退学。1996年経済学博士。現職、名古屋大学教授(国際経済動態研究センター)
佐藤隆文[サトウタカフミ]
1950年神奈川県生まれ。1973年一橋大学経済学部卒業・大蔵省入省。1977年オックスフォード大学大学院修士課程修了(M.Phil.)。1999年名古屋大学教授(国際経済動態研究センター)。2002年経済学博士。現在、金融庁検査局長
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