感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ワッピー
5
「小説芥川龍之介」から飛び移りました。文壇の大物に交じっているうちにどのような作品を書くようになったのかという興味がありました。向かい合わせになった商店主がいつか不仲になる第一作「睨み合」、寄席のシビアな世界「一枚看板」、鉄道用地買収用地にかかった実家の危機「ちちははの紋」、その後日譚「子にかえる頃」、町内の兄弟スケッチ「ならぬ柿の木」、知恵の切れすぎる小僧の成長「第一の幸福」、近所の踏切番との交流「鷺の踏切」、桃中軒雲右衛門の苦節と栄光を支えた「おはま」、珊吉が思慕する年上の女性の危機一髪と結末(↓)2018/09/30