内容説明
仏教彫刻の伝統にヨーロッパ的写実性を加え木彫の芸術性を高める。シカゴ万国博覧会で授賞した「老猿」、パリ万博の金賞作「山霊訶護」などの作品で世界的名声を博す。長男光太郎は詩人。三男豊周は彫刻家。愛と感動の人間ドラマ！感動の自伝。
目次
私の父祖
私の子供の時
安床の「安さん」
父の訓誡
その頃の床屋と湯屋
高村東雲の生立ち
彫刻修業
「木寄せ」その他
甲子年の大黒
仏師の店（職人気質）〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
砂浜やっほ
0
この時代ですら木彫が廃れていたことを知った。 光雲さんの師匠の病気を怪しげな術師に任せてしまたのが、悔いてならない。 食い扶持を削ってまでも、弟子を育てる姿に感動した。2020/03/19
