脱=文学研究―ポストモダニズム批評に抗して

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脱=文学研究―ポストモダニズム批評に抗して

  • 綾目 広治【著】
  • 価格 ¥6,380(本体¥5,800)
  • 日本図書センター(1999/02発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 383p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784820527220
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C3095

出版社内容情報

現代批評を鮮やかに解体する新文学研究のマニフェスト

学術叢書
「脱=文学研究 
   ――ポストモダニズム批評に抗して――」
 綾目広治 著(ノートルダム清心女子大学教授)
■A5判 上製 386頁   本体5,800円(税抜)
■1999年3月刊行


 〔内容〕

序にかえて……脱=文学研究、もしくは文学研究につい
 ての方法論的考察 

[第一部]文学の根拠を模索して 戦前 
 小林秀雄――その思想論、歴史論、言語論
 <理論信仰>から離れて――中野重治の初期論争 
 谷崎潤一郎の表現論――『文章読本』論
 散文論の可能性――高見順『如何なる星の下に』
 批評理論とマルクス主義――戦前から戦後へ

[第二部]<変革の思想>の変革  戦後
 花田清輝の弁証法――バフチン的可能性をも超えて
 『言語にとって美とはなにか』論――サルトル哲学とマ
   ルクス理論の混在 
 吉本隆明と花田清輝――論争の背後にあるもの
 「日本の革命運動の伝統の革命的批判」――中野重治の
   レーニン論 
 宗教と文学と政治――野間宏『わが塔はそこに立つ』

[第三部]新たな可能性の試み  現代へ
 伊藤整の小説論――現代社会論への射程
 庄野潤三の家族小説――1960年代を中心に
 高橋和巳論――敗戦、戦後革命、全共闘
 <天皇制的>共同体の創出?――大江健三郎『M/Tと
   森のフシギの物語』
 認識論的な<社会論>の限界――柄谷行人『探求Ⅰ・Ⅱ』

結びにかえて……微温的批評を超えて――ポストコロニ
  アリズム、フェミニズム、ポストモダニズム、ディ
  コンストラクション


 〔推薦〕
 「ポストモダニズム批評」終焉の宣言
 本書は、一方でこれまでの実体化した文学観を脱し、
他方で状況に癒着し、牙を抜かれた「ポストモダニズ
ム批評」のからくりをも説き明かす。読者を批評と研
究の根源へと導く待望の書。
       都留文化大学教授  田中 実 

目次

第1部 文学の根拠を模索して―戦前(小林秀雄―その思想論、歴史論、言語論;「理論信仰」から離れて―中野重治の初期論争;谷崎潤一郎の表現論―『文章読本』論 ほか)
第2部 「変革の思想」の変革―戦後(花田清輝の弁証法―バフチン的可能性をも超えて;『言語にとって美とはなにか』論―サルトル哲学とマルクス理論の混在;吉本隆明と花田清輝―論争の背後にあるもの ほか)
第3部 新たな可能性の試み―現代へ(伊藤整の小説論―現代社会論への射程;庄野潤三の家族小説―1960年代を中心に;高橋和巳論―敗戦、戦後革命、全共闘 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小説大好き

0
タイトルから全般的な文学論だと勘違いしましたが、実際は近代日本のプロレタリア文学やマルクス主義文学を個々に論じつつ、(特に日本の)文学研究の潮流を鋭く批判するといった内容で、難易度も入門書とは程遠かったです。それにしても著者の研究スタンスは私にとって理想的で、作品理解を深めつつ大枠の理論の刷新も迫るような、何度も読み直すに足る一冊だと感じました。学問傾向を敏感に掴むのはアカデミックな世界に身を置いてないと厳しいですが、文学と社会(政治・経済)活動との繋がりを重視する地に足ついた考え方は参考にしたいです。2024/06/28

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