内容説明
変わらない言葉を変わりゆく世界に。31年ぶり、0から翻訳。スタンダード版。
目次
創世記
出エジプト記
レビ記
民数記
申命記
ヨシュア記
士師記
ルツ記
サムエル記
列王記〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
83
私が所有していた聖書は1955年改訳のものでこの聖書が出るまではよく読んでいました。ところが数年前に若松英輔さんがどこかで聖書の「コヘレトの言葉」について対談をされているのを見かけ果てそんな個所があったかと探しましたがなく「伝道の書」と同じであることがわかりました。それでこの新訳が出ていることがわかり手に取りました。全部を読んだわけではないのですが比較して読むとよりわかりやすい言葉で書かれて解説もあり読みやすくなったという気がしました。今後も手に取って読んでいきます。2022/03/04
サラダボウル
14
すみません、私は表紙を見ただけで記録で‥。こどもの前期試験のレポートをチラリと見てしまうダメな母ですが。現代っ子にわかりやすいレジュメ。キリスト教学というより、倫理の授業といった雰囲気。カルトへの警鐘や、大学受験まで思考停止してきた危険性、といった具体的な頁もある。こういう時間をちきんと持てる事が、何より大学行った価値でもあるのかなと。いいな、と思った言葉「すべての日がそれぞれの贈り物をもっている」present.の意味は?と。人生を歩き始めた若者たちへ。いろんな視点がもてるといいね。2021/07/23
Yasunori Hosokawa
1
断片的には読んだことがあったのですが、通読は初体験。旧約では、ユダヤ民族という範囲ではあるが、神に選ばれたにも関わらず命令に背き続け罰し続けられる人間に対して、新約においてキリストの死と復活より究極的な救済がもたらされるという壮大な物語。今回は目次順ではなく出来事順のガイドに沿って読んだせいもあるのでしょうけど、通読してみるとイエスの誕生とその死、復活により人間の歴史に巨大な句読点が打たれている、という印象を受けます。2024/01/18
Kaname Funakoshi
1
「主」である神がどのように信じられているのかが知りたくて暇ができたので1ヶ月くらいかけて一気に読んだ。副読本は聖書辞典。旧約聖書は嫉妬深いユダヤ人のための神による律法と信仰の強制による我が儘の記録。新約聖書は、ユダヤ人以外はイエスへの信仰だけあれば良いとすることによる世界宗教化の試みだった。無神論者でごめんなさい2021/08/22