内容説明
「人生がうまくいかない」「仕事がうまくいかない」と言って思い悩んでいるあなたへ。「名著のエッセンス」を自分の人生に活かしてみませんか?この本は、そのための誘いであり、ささやかな応用例です。
目次
序章 本書の使い方―こんなときに読んで欲しい
第1章 「受け身」こそ、最強の主体性―しなやかに生きる名著力
第2章 寄り道スイッチを入れる―可能性を見つける名著力
第3章 異質なものをつなげば力となる―本当の味方をつくる名著力
第4章 逆境をプラスに転化せよ―困難を乗り切る名著力
第5章 みえないものを「形」にする―原点を思い出す名著力
著者等紹介
秋満吉彦[アキミツヨシヒコ]
1965年生まれ。大分県中津市出身。熊本大学大学院文学研究科修了後1990年にNHK入局。ディレクター時代に「BSマンガ夜話」「土曜スタジオパーク」「日曜美術館」「小さな旅」などを制作。その後、千葉発地域ドラマ「菜の花ラインに乗りかえて」「100分de平和論」(ギャラクシー賞奨励賞・放送文化基金賞優秀賞)、「100分de手塚治虫」などをプロデュースした。現在NHKエデュケーショナルで「100分de名著」の番組を担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
14
司馬遼太郎さんの文章がこころに残る。優しさとは、想像力と共感力。いろいろな本が取り上げられているが、これが、この1冊全体に通じるもののように思う。2019/07/08
なおみ703♪
11
岡倉天心の『茶の本』は是非読んでみたい。「傑作というものは、私たちに潜む最上の感情を奏でる交響楽なのである。つまり真の芸術とは伯牙であり、鑑賞者である私たちは龍門の琴なのだ。美の魔術的な指に触れられて、私たちの心の秘密の琴線は目覚め、呼びかけにこたえて打ち震えぞくぞくする。心が心に語り掛けるのであり、私たちは無言の声に耳を傾け、目に見えないものを見つめる。すると私たち自身も知らない奥深い調べが名人の手によって呼び覚まされるのだ。」異質なものをつなげば力になる、そんな体験を元に著者が紹介。2019/10/20
Hiroki Nishizumi
3
まぁ未読の参考文献を読んでみよう2021/02/04
水
2
名著の一節と合わせて著者の赤裸々な実体験がつづられている。それをさらに自分と重ね合わせて読んでいった。 「今のままでいいんだ」 と思ったエピソードもあれば、 「こうしてみよう」 と方向修正の指針をもらうお話も有った。 20代の私には”この先の人生の学び”をフライングで垣間見た感覚のエピソードもあった。著者が読者と同じ目線に降りてきてくれるような、優しく人生を教えてくれる本。2018/01/17
ブロッコリー
2
図書館。何気なくとった新刊。 素晴らしい名著がたくさん 書かれていた。特に印象残ったのは、司馬遼太郎さんの言葉「優しさとは想像力」。 友達が転んだ時は、痛いんだろうなと繰り返し想像する。優しさとは、訓練の結果なのです。2017/04/29