内容説明
「本当に今のままでいいですか?」なぜ、あの人は社会人大学院へ行ったのか?!サラリーマン、OL、主婦、アイドルだった13名が、指導教授のもとで学習共同体を作り、どう人生を切り拓いていったか?―。
目次
序章 社会人が大学院へ行くということ(社会人大学院が社会や地域で果たす役割、学びの意義)
第1章 社会人大学院へ行く前に知っておきたいこと(短大卒、専門学校卒、中高齢者でも大学院へ行ける?!;大学院の公開授業で講義を体験しよう ほか)
第2章 社会人大学院生活のスタート!(仕事と家庭、勉強の両立はどうする?;卒業に必要な単位はどのくらい? ほか)
第3章 社会人大学院の効果とは?(社会人大学院を通じて身につくスキル;学習共同体の成果 ほか)
第4章 それぞれの道を歩む(研究成果を活かして起業;仕事の幅を広げる)
終章 今こそ「キャリア権」を考えよう!
著者等紹介
諏訪康雄[スワヤスオ]
一橋大学法学部卒。イタリア政府給費留学を経て、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。ボローニャ大学、トレント大学、ニュー・サウス・ウェールズ大学等の客員教授・客員研究員を経て、法政大学大学院政策創造研究科教授。厚生労働省・労働政策審議会会長を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
subuta
2
編著者が所属する大学院での経験談が中心なので、社会人が大学院に入るための手引というよりも、その大学院で何ができるかの具体例として読むべきかと思う。2019/11/09
田中峰和
2
大学進学率が50%を超え、ユニバーサル化時代を迎えても、大学院進学は現役学生からの移行が大半で、社会人の進学は他の先進国にに比べると低い。理由は大学院修了者に対する評価の低さであろう。米国における一流大学のMBA取得者と比べれば待遇差は一目瞭然。キャリアアップというよりキャリアチェンジを目指す覚悟がないとチャレンジできるものではない。仕事を離れた能力訓練(Off-JT)を軽視する日本の企業環境では大学院進学をしても梯子を外されかねない。大学院側より企業側の体制の整備が求められるのではないか。2014/04/26
小出享一
0
諏訪康雄先生の「雇用と法」を購入するついでに読んでみた。大学院への進学を考えている人にはオススメかもしれない。僕自身も30代で大学院に入学しキャリアチェンジをしました。2015/06/07
s2013253
0
(BBB+)社会人大学院でどういったことを学ぶのか,どう学ぶのかということが主題。同時に社会人が大学院に入る大変さなどもわかる。北欧福祉国家の大学・大学院がどれほど利用しやすい環境にあるかを知っていれば,比較し考えることが出来るなど,多様な見方も可能。2013/08/13
さとこあら
0
「学びたい」という気持ちは社会人になってからの方が切実だし、ピンポイントで分野が絞られて、より身につきそうな気がする。でも、働きながら大学院に通うのは時間的にも金銭的にも体力的にも大変そう。この本では、働きながら大学院で学んだ人たちの両立の様子や実際にどんな風に勉強を進めていったのかが書かれていて、面白かった。やっぱり大変そうだったけれど、それ以上に仲間と励まし合いながら勉強に取り組むという経験がすごくステキだと思った。2013/05/02
-
- 和書
- 会計学の論理 (新版)