内容説明
本書は、さまざまな学問分野と産業からの研究者と実務家の間の討論を刺激することを目指し、サービス・サイエンスを、協働関係に基づく研究とアカデミックな教育のための独立した分野として確立するために出版された。サービス・サイエンス国際会議で整理された論点を提示。SSMEの現状を示すとともに、体系的に整理する。
目次
第1部 サービス・サイエンス―その必要性と概念基盤(サービス・サイエンス、マネジメント、エンジニアリング(SSME)と他の学問領域との関連
サービス・エンジニアリング―サービス・リサーチにおける学際的アプローチ)
第2部 サービス・サイエンス―研究の視点から(サービス研究の国際的現状、発展、およびサービス・サイエンスが登場した意義;サービスの研究―残余の研究からサービス・サイエンスへ;サービス・サイエンス―計算機科学者の見方;ヨーロッパのサービス産業分野における研究の必要性について―応用志向的な視点から)
第3部 サービス・サイエンス―教育の視点から(ビジネス・スクールにおけるサービス・サイエンスの発見と進化;コンピュータ・サイエンスからの見解)
第4部 サービス・サイエンス―協働の視点から(サービス・サイエンス―理論と実践の出会うところ;サービス・サイエンスと研究機関および企業のコラボレーション;インフォマティクスからの見方;サービス産業からの視点―シーメンス社の見方;ドイツIBMの考え方と実践)
著者等紹介
スタウス,ベルンド[スタウス,ベルンド][Stauss,Bernd]
カソリック大学、インゲルシュタット経営大学院、サービス・マネジメント研究科教授
エンゲルマン,カイ[エンゲルマン,カイ][Engelmann,Kai]
ローランド・バーガー戦略コンサルタント社、ビジネス・インテリジェンス部、マネージャー
クレマー,アンジャ[クレマー,アンジャ][Kremer,Anja]
ドイツIBM社グローバル・ビジネス・サービス、主席コンサルタント
ルーン,アキム[ルーン,アキム][Luhn,Achim]
ドイツシーメンス社、ITソリューション・アンド・サービス、グローバル・イノベーション・マネジメント統括
近藤隆雄[コンドウタカオ]
明治大学経営大学院グローバル・ビジネス研究科教授、多摩大学名誉教授。サービス・マネジメント論、サービス・マーケティング論。1966年国際基督教大学卒業後、1968年に同大学大学院修士課程修了。同年モービル石油入社。1973年立教大学社会学部助手。1974年より75年までフルブライト留学生として米国カリフォルニア大学留学。1977年日本労働研究機構研究員。1980年株式会社HRリサーチセンター代表取締役。1984年杏林大学社会科学部専任講師を経て、1988年多摩大学経営情報学部助教授。1993年同学部教授。2004年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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