内容説明
古代ギリシャからデカルトを経て現代へと続く生理学、神経科学の歴史を踏まえ経済学、ゲーム理論、進化論との融合により脳がどのように現実世界で意思決定しているかを探る全く新しい方法論を提供する。米国出版社協会(AAP)専門学術書(PSP)賞受賞。
目次
第1部 歴史的な取り組み(Ren´e Descartesと神経科学の誕生;反射の発明;Charles Scott Sherringtonと反射という命題論理;Charles Scott Sherringtonのパラダイムにおける限界の発見;今日の神経生物学:反射学を超えて?;包括的な計算:Charles Scott Sherringtonに代わって?;モジュール性と進化)
第2部 神経経済学(目標を定義する:David Marrのアプローチを拡張する;進化、確率、そして経済学;確率、評価、そして神経回路:研究事例;信じられないほどの不確実性とゲーム理論;ゲームと脳;総括1:行動と生理学;総括2:哲学的な含意)
著者等紹介
グリムシャー,ポール・W.[グリムシャー,ポールW.][Glimcher,Paul W.]
ニューヨーク大学神経科学・経済学・心理学教授。1961年、マサチューセッツ州ボストン出身。83年プリンストン大学卒、89年ペンシルバニア大学Ph.D、神経科学専攻。ニューヨーク大学神経科学センター準教授等を経て2007年から現職。『神経経済学入門』で、米国出版社協会(AAP)専門学術書(PSP)賞受賞
宮下英三[ミヤシタエイゾウ]
東京工業大学大学院総合理工学研究科准教授。1961年生、85年和歌山県立医科大学医学部卒業後、同大学同学部助手。90年和歌山県立医科大学医学博士、米国ロックフェラー大学博士研究員。帰国後、93年岡崎国立共同研究機構生理学研究所助手を経て2001年から現職。専門分野神経科学、神経生理学、神経情報学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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U-tan
Norihumi Yahata
U-tan
321
メルセ・ひすい