内容説明
大企業や金融機関といえども、取引先の大半は中小企業が占めており、中小企業を正しく評価することは極めて重要な経営課題である。その実態を把握するには、企業活動の実態を観察、分析、判断する定性分析と、財務計数を分析、判断する定量分析の二つが必要不可欠である。ここでは、定性分析と定量分析を各々評価し、計量化し、中小企業の優劣を判断することを主眼としている。特に評価が難しい定性分析に重点を置いて解説していく…。
目次
第1部 定性分析(定性分析の調査方法;5つの定性項目の分析と評価;定性分析の評価と評価表;業種別簡易定性分析)
第2部 定量分析(定量分析の方法、評価;総合収益性指標―総資本経常利益率;収益性構造指標―損益分岐点分析;生産性指標―付加価値分析;安全性指標―静態・動態比率分析;静態キャッシュフロー分析―賃金運用表;動態キャッシュフロー分析(1)資金移動表
動態キャッシュフロー分析(2)キャッシュフロー計算書
定量分析の評価)
著者等紹介
平井謙一[ヒライケンイチ]
昭和19年岡山県に生まれる。昭和42年青山学院大学経済学部経済学科卒業。昭和42年株式会社三井銀行(現三井住友銀行)入行。昭和61年株式会社さくら総合研究所(現日本総合研究所)派遣。平成10年独立。現在、平井財務人事研究所代表としてコンサルティング及び研修業務に従事、中小企業診断士、社会経済生産性本部、金融財政事情研究会、銀行研修社等のセミナー講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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