内容説明
かつて教壇には「名人」が多く存在し、後進にも大きな励みを与えていた。しかし、近頃、それを聞かない。まことに淋しいことである。「名人」が存在するということは、後に続く者の手本があるということであり、「名人」がいないということは、自らの範とするモデルが存在しないということである。めあての定かでない手さぐりの修業は、時に頼りなく覚束ない。「名人」の輩出を希うのは、自らを高めようとする真摯な実践者の共通の想いであろう。そこで、「名人」に憧れ、「名人」を愛し、「名人」への域をめざして、今もなおひたむきに修業を続けるベテラン教師の登壇を乞い、その「名人への道」を存分に、詳しく、かつ楽しく語ってもらうシリーズ。
目次
音楽と人との出会い
音楽科教育の基本的な考え方
音楽の授業の指導法(歌は、どのようにうたわせればいいのか;楽器の指導は、どのようにすればよいか;動きの指導は、どのようにすればよいか;音楽を作る力は、どのようにのばすか;音楽の鑑賞指導は、どのようにすればよいか)