実戦の振り飛車破り

郷田 真隆【著】

日本将棋連盟（2000/08発売）

• サイズ B6判／ページ数 229p／高さ 19cm
• 商品コード 9784819703628
• NDC分類 796
• Cコード C2276

内容説明

序盤から積極的に局面をリードしていく郷田流。独創的な振り飛車破りの考え方、手の作り方など“郷田の読み”を、実戦２１局に基づいて初公開。

目次

第１章　四間飛車編（急戦・後手５七銀左　対小倉久史四段戦；急戦・後手棒銀　対小林健二八段戦；急戦・先手５三銀左　対藤井猛五段戦　ほか）
第２章　三間飛車編（急戦・先手７三桂早仕掛け　対坪内利幸七段戦；急戦・後手３七桂早仕掛け　対武者野勝巳六段戦；急戦・先手７五歩早仕掛け　対加藤一二三九段戦　ほか）
第３章　向かい飛車編（急戦・後手４五歩早仕掛け　対羽生善治棋王戦；急戦・棒銀（１）　対森内俊之八段戦
急戦・棒銀（２）　対村山聖八段戦）
第４章　中飛車編（５筋位取り中飛車　対森内俊之五段戦；ゴキゲン中飛車　対田村康介四段戦；居飛車急戦ｖｓ穴熊　対加藤一二三九段戦）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[あなあき]

将棋の棋士・郷田真隆九段（当時八段）の自戦集＆初著作。『振り飛車破り』のタイトルの通り、振り飛車と居飛車の対抗型を全部で２１局収録。５七銀左戦法を軸にした急戦を中心に位取りや穴熊などの持久戦も数局収められている。「ゴキゲン中飛車」や「角替わり振り飛車」が流行する以前、平成十二年の刊行。シンプルで清楚な装丁と簡潔でわかりやすい解説がキラリと光る佳品である。

2013/04/30