内容説明
故村山聖九段が精魂を込めた将棋を羽生善治・先崎学が渾身の解説。村山将棋の魅力、真髄に迫る。
目次
ライバルとの初顔合わせ―第1局・羽生善治五段戦
千日手指し直しの大熱戦―第2局・佐藤康光五段戦
大名人に完勝―第3局・大山康晴十五世名人戦
タイトル初挑戦を決める―第4局・米長邦雄九段戦
タイトル戦デビュー―第5局・谷川浩司王将戦
順位戦で谷川を破る―第6局・谷川浩司王将戦
執念の逆転勝ち―第7局・森下卓八段戦
鬼手が炸裂―第8局・羽生善治名人戦
秒読み、深夜の大激闘―第9局・丸山忠久七段戦
一点の曇りなき絶局―第10局・木村一基四段戦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さとうはな
3
棋譜とかわからないけれど、先崎さんと羽生さんが村山の将棋が好きだってのは伝わってきた。2016/10/16
ハルトライ
3
こんなワイワイと語り合う、対談形式の名局解説書も珍しい。というか、そんな解説書は、おそらくこれしかないはず。正直、将棋を全く知らない人でも読めちゃうんじゃないかと思うほどのフランクさ。しかし、内容は村山聖の名局についてであり、まあ濃い一冊。先崎学八段に自戦記の代筆を依頼した結果、まさか羽生善治三冠(現)がくっついてくるとは亡くなられた村山聖九段も想像してなかっただろう。2016/06/23