感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よいは
3
硬筆書写準1級の勉強を始めたので読みました。検定問題になぜこの課題が指定されてるのか?その背景がわかって、取り組み時は「旧字体つかう機会ないからつらい…」とマイナスにしか考えていなかったのが、教養として、指導者として必要な知識だと理解できたら、勉強する気もでてきました。江守先生の研究成果や考え方が文章に随所現れていて面白かったです。2023/09/29
OjohmbonX
3
読んでると「字形の正しさ」って何だろうという気持ちになってくる。極端に言えば「読めればいい」となって何でもありだけど、やはりその字が持っている成り立ちと、過去に書かれてきた字形の集積があって、そこからある程度ロジカルに「正しい」字形や筆順が導かれ、どこまでの幅で変化が許容されるのかも分かってくる。それが新字体の活字や、学校で教わる字形とも必ずしも一致しない点が不合理で難しい。書写検定を受ける予定も技術もないけれど、「文字の正しい形って何」を具体的に細かくどう考えられているのかを知られてとても面白かった。2023/07/22
Naomi
3
硬筆検定に必要な理論について詳しく書かれています。 検定をうける目的だけでなく、字についての読み物としても面白く、読み応えのある本です。 書かれている字もとても美しいと思います。2014/11/09
fukura
0
理論問題2016/11/14
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