内容説明
ソ連・東欧諸国の社会主義崩壊から15年、ロシア・バルト三国を含め、市場経済移行の到達点・多様性の検討を試みる、待望の書。
目次
第1章 ロシア:石油・ガスに依存する粗野な資本主義
第2章 バルト三国―「EU外縁経済」としての自立
第3章 ポーランドの経済体制移行―エタティズムが助長する経済・社会の二重構造
第4章 ハンガリー市場経済化の一〇年―外資依存型市場経済の成立
第5章 チェコの体制転換プロセス―擬似「金融資本主義」の破綻と「正常化」へ向けての模索
第6章 後進東欧諸国における経済移行の到達点―ブルガリア・ルーマニアを例にして
第7章 クロアチアおよびセルビア・モンテネグロ―二重および三重の移行プロセスの試練
第8章 新生アルバニア経済―一〇年の軌跡
著者等紹介
西村可明[ニシムラヨシアキ]
1942年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得(経済学博士)。一橋大学経済研究所専任講師を経て、現在、同教授。専攻、移行経済論、ロシア・中・東欧経済
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