出版社内容情報
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
13
▼著者は元北朝鮮外交官。父の左遷など苦労の多い青年時代を送りながらも、努力を重ねて外交官となった人物だ▼駐キューバ大使館での勤務中ついに脱北を決意。家族を伴い秘密裏にキューバを脱出し、第三国を経て韓国へと渡った▼青年時代の逆境や外交官としての想像を絶する苦労、そして失敗寸前の場面が連続する脱北のスリリングな描写など、非常に読み応えのある内容だった▼著者が金正恩氏と接する場面はわずかであったが、首領の判断は常に著者の仕事と生活を翻弄し続けてきた。その意味で、本書には金正恩という存在の「実態」が描かれている。2025/12/18
はる
12
当時外交官が亡命したと聞いて驚いた記憶があるあの人が本を出版したと聞いて読んだ一冊。今まで脱国者の話は何回も聞いた事があるが、外交官となるとまた一味違っていました。そして、読み進めるうちに気がついた事はこの人は外交官だった事に誇りを持っているんだなって事です。脱国して間もない時期に書いた一冊だけあってそれがリアルで、興味深かったです。2026/02/07
ほんままこと
11
暴露的でスキャンダラスというより、この本の読後感は非常に真摯な魂に触れたという感じだ。真面目で懸命に生きている個人が、独裁体制の国家の中で追い詰められ、ギリギリの決断で命がけの脱北を決断する手に汗握るストーリーは映画化にふさわしい。経済制裁で90年代半ばには餓死者を出す北朝鮮国家は、人間の努力を公平に評価せず、それによって腐敗や権力乱用などのあらゆる社会問題が発生している、と喝破。外交官は密輸で生活費を稼がねばならない現状。豊かさがいかに重要で、自由の基盤であるとつくづく思った。考えさせられることが多い。2025/11/17
young
2
日経読書より。脱北した外交官の手記。北朝鮮国内の公的機関のやりとりの方法の詳細が書かれていたり、手に汗握る脱北のシーンは印象に残った。金正恩と初めて会うシーンは、その影響力からか、筆者の緊張・感動が読み手にも伝わってくる。この国を理解するためには、筆者のようにーこの国に精通している人の文章を読まないといけない。2026/01/21
ゆーじ
2
北朝鮮外務省の仕事、それもキューバに限った話が殆どでタイトル倒れの代表的作品です。そして読みづらい。でもたったひとつ面白いフレーズが紹介されていた。その言葉は北朝鮮のエリート層で戒めとして語られているらしい。「権力に近づき過ぎると焼け死ぬ、離れすぎると凍死する」2026/01/18
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