内容説明
事態は何も変わっていない。収録、「めぐみちゃん、こんにちは」で始まる父母の訴え11通。
目次
国際手配容疑者一覧
政府が認定した日本人拉致被害者
第1章 日本人拉致工作員(大韓航空機爆破事件;最も有名な拉致工作員 ほか)
第2章 北朝鮮での暮らしぶり(思いをはせた故郷;工作指令)
第3章 外国人もたくさん拉致された(世界同時拉致指令;知りすぎた被害者たち)
第4章 家族会動く 政府は、社会は…(奪われただけの過去;日朝首脳会談の舞台裏 ほか)
めぐみへの手紙 横田滋さん、早紀江さん
著者等紹介
中村将[ナカムラカツシ]
産経新聞社大阪本社編集局長兼写真報道局長。1967年、神奈川県生まれ。91年、産経新聞社入社。多摩支局、東西社会部、ソウル支局(業務留学)、東京本社社会部次長、ロサンゼルス支局長、東京本社社会部長、編集長などを経て2023年から現職。北朝鮮が拉致を認めた2002年9月の日朝首脳会談や家族会の訪米、訪韓などに同行取材した。長年、拉致問題取材班キャップも務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みんな本や雑誌が大好き!?
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この本の中で、増元るみ子さんの父、増元正一さんが亡くなる直前、病床で「わしは日本を信じる。おまえも日本を信じろ」と家族に言い残したことが綴られています。その最後の遺言ともいうべき言葉を語る映像をテレビで見ました。酸素吸入器を口に挿入し、そこからかろうじて聞こえてくる言葉でした。 「日本を信じる。おまえも日本を信じろ」 なんという言葉でしょうか。テレビを見つめる我が眼から涙がこぼれました。いま、この言葉をパソコンに打ち込んでいて、また涙が出てきました。 2024/10/31