内容説明
激動の時代を逞しく生き抜いた“巨人”実業家の足跡を辿る感動のノンフィクション。逆境をビジネスチャンスに変えた型破りな発想力と行動力!大胆不敵な商法で成り上がった男の一代記。大倉財閥創始者に学ぶビジネスの要諦。
目次
プロローグ 大倉喜八郎は何者か!?
維新前後
民間人初の長期欧米視察
飛躍
日清戦争
日露戦争
満洲と喜八郎
大倉と土木
有限責任日本土木会社
戦争と企業
日本土木から大倉土木組
脱亜入欧からアジア主義への転換
文化、教育の理解者としての喜八郎
エピローグ 「バロン・オークラ」大倉喜七郎
著者等紹介
岡田和裕[オカダカズヒロ]
1937年、満洲国安東市、現在の中国遼寧省丹東市で出生。終戦の翌年、山口県岩国市に帰還。岩国高校卒。上智大学文学部新聞科中退。東京スポーツ、竹書房を経て文筆業に転身。専門は近現代史。安東会幹事、近現代東北アジア地域史研究会、東洋文化研究会各会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スプリント
8
前半は大倉喜八郎の生涯について書かれ、後半は今も残る業績の紹介と息子喜七郎について書かれています。2019/07/09
フゥドゥ
1
明治の政商というと岩崎弥太郎が浮かぶ人も多いだろうし、明治を代表する実業家といえば渋沢栄一を思う人も多いと思うが、両方を兼ね備えた越後出身の大商人の人生と、喜八郎が当時の日本に対してどのような影響や足跡を残せたかを綴った一冊。意外と大河いけんじゃない?2025/02/25
あらびっくり
1
大倉財閥が現在も残る三菱や三井に匹敵する財閥であったことが分かります。2019/06/29