内容説明
「日本人の歴史」を取り戻す戦いをすべて語る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
森林・米・畑
81
『日本国紀』を読む前に読んでみた。 今こそ日本を誇りに思える歴史教育が必要だと思う。いや、遅すぎたかもしれない。 この本では、学校で教えられている「歴史」と「日本国紀」の違いを解説してあり、今の日本の危機や正しい歴史に学ぶ必要性が大切だと思った。編集裏舞台も色々分かり面白く読めた。 歴史家には書けない、小説家の書いた日本通史。2019/02/18
Miyoshi Hirotaka
77
わが国は現存する国家の中では世界最古。二位のデンマークは8世紀、三位の英国は11世紀建国。この時点で千年超の大差がある。革命、独立、放伐、簒奪を起点とする国にとって歴史は自己正当化の道具。時の試練に耐えて歴史を蓄積し、「いつの間にかできていた国」は、わが国以外にない。一方、全時代が輝いていた訳ではなく、ダメな時代もあった。数世紀周期で似た過ちを犯した。従い、1945年で無理に区切ったり、近隣諸国に忖度したりして歴史を歪めると、私たちの未来も歪む。歴史は人類の遺産であり、それを受け継ぐのは今の私たちの義務。2019/04/24
Makoto Yamamoto
63
対話本は一般に読みづらく敬遠していたのだが、穂の本だけは特別。 日本国紀執筆にまつわる種々の話が出てきて興味深かった。 日本国紀にも書かれていたが、テーマは日本人とはなにかで、「戦いを好まない。 平和ボケになりやすい」 一般歴史書で抜けているのは、経済、WGIPの影響であり、外交では朝鮮半島・中共との関係が恣意的に曲げられている。 少なくとも子供のころには二度の元寇で戦った若き北条時宗、秀吉の二度の朝鮮出兵についても今とは違ったことを教えられたと記憶している。 2019/03/10
reo
58
僕の年(団塊の世代)だと、この本にもある通り兵隊に行った父親や、母親や祖父母などがまだ生きていた。子供の頃の記憶として父親に戦争のことを訊くのは躊躇われたと同時に、朝鮮や中国には迷惑をかけたという覚えもあった。戦前の日本が朝鮮のインフラ整備など多大な費用をかけ行ったという事柄など素直に頷けなかった。だがしかし「日本国紀」の感想でも書いたのだがGHQの占領政策WGIPでの洗脳。戦後利得者と呼ばれる偽善的な「反戦平和」「友好第一」などというマスコミや教育者どもの鼻持ちならない厭らしさはもっと頷けない。以上。2019/04/20
yukision
58
タイトル通り「日本国紀」のサブテキストという位置づけだが,日本国紀の厚さに躊躇する人はこちらだけ読んでも現代の日本の歴史教育や国際問題の根底が理解できる内容だと思う。2019/01/02